くまにちコム:熊本のニュース速報なら熊本日日新聞

テキスト版サイトマップ


くまにちコム トップ > 熊本のニュース > 阿蘇中岳、噴石19年ぶり確認


地域ニュース

阿蘇中岳、噴石19年ぶり確認 2014年11月26日

阿蘇中岳、噴石19年ぶり確認の写真、図解
繰り返し噴煙を上げる阿蘇中岳。噴煙の高さは一時、上空千メートルまで達したと確認された=26日午前11時52分
 阿蘇中岳第1火口は26日午前、小規模の噴火があり、火口から噴き上がる噴石が確認された。福岡管区気象台は「噴石の確認は1995年以来。活動は確実に活発化している」として監視を強めている。

 26日現在の噴火警戒レベルは火口周辺規制の「2」だが、気象台は「さらに活動が活発化して噴石を火口外に飛ばすようならば、警戒レベル3への引き上げを検討する」としている。

 気象台によると午前5時4分、草千里に設置している遠望カメラの映像で噴石を確認。噴石は火口縁より高く上がり、火口内に落ちたとみられる。大きさは不明で、火口の外に飛散したとの情報はない。95年は火口外で噴石痕を確認した。

 25日にも小規模噴火した中岳第1火口は26日午前9時には、灰交じりの黒っぽい噴煙が上空千メートルまで達し、阿蘇市波野や高森町に降灰した。農作物への影響が懸念されるため県阿蘇地域振興局は同日、現地調査に入った。

 農業普及・振興課の上田愼二課長は「風向きによって各地で灰が降る可能性がある」と話した。(植木泰士)


熊本のニュース記事一覧


フォトニュース



個人情報保護方針著作物の利用についてお問い合わせ

↑このページの先頭へもどる


「くまにちコム」に掲載の記事、写真等の無断転載は禁じます。著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。

Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun