はじめまして。京都の会社でフロントエンドエンジニアなどをしている田路と申します。
このたび、縁あってLIGブログに記事を書かせていただくことになりました。どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、早速ですが今回はAnimate.cssをSassで使用する方法を紹介していきたいと思います。
Animate.cssは、読み込んでさえいれば、要素にクラスをつけるだけでさまざまなアニメーションを実装してくれるという便利なスタイルシートのライブラリです。
まずはこちらからダウンロードしてください。
ファイル名、拡張子をanimate.scssとすることで、partial機能を利用し、簡単にSassでも利用することが可能になります。
ただし「3秒かけてアニメーションさせたい」や「アニメーションの開始を遅延させたい」など、アニメーションの細かい設定や任意のクラスにアニメーションを実装することはできません。
でも、Sassを使っていれば大丈夫です。mixinしましょう。
さくっとやってしまいたいので、GitHubで公開されているソースを使いましょう。
今回使わせてもらったのはgeoffgraham/animate.scssです。
この中で必要なものは以下のとおりです。
フォルダにそれぞれのアニメーションを定義したものが入っており、それをproperties.scssとanimate.scssを通じて使うといったイメージでしょうか。
読み込むファイルはanimate.scssのみです。
普通にImportすると、上記のscssがすべてcssにコンパイルされてしまうので、cssファイルに変換したくない場合はpartialで読み込めばOKです。
sass
/******* sass *******/ @import "animate/animate"
scss
/******* scss *******/ @import "animate/animate";
これでinclude○○○でアニメーションが使えるようになります。
また、引数で以下の設定ができるようになります。
以下、サンプルを2つ紹介します。
sass
/******* sass *******/
.button
width : 150px
margin : 0 auto 50px
padding : 1.5em 0
text-align : center
color : white
background : gray
cursor : pointer
border-radius : 5px
&:hover
+wobble()
scss
/******* scss *******/
.button{
width : 150px;
margin : 0 auto 50px;
padding : 1.5em 0;
text-align : center;
color : white;
background : gray;
cursor : pointer;
border-radius : 5px;
}
.button:hover{
@include wobble();
}
sass
/******* sass *******/
.button
width : 150px
margin : 0 auto 50px
padding : 1.5em 0
text-align : center
color : white
background : gray
cursor : pointer
border-radius : 5px
&:hover
+wobble()
scss
/******* scss *******/
.button{
width : 150px;
margin : 0 auto 50px;
padding : 1.5em 0;
text-align : center;
color : white;
background : gray;
cursor : pointer;
border-radius : 5px;
}
.button:hover{
@include wobble();
}
いかがでしたでしょうか。
同じアニメーションでも、所要時間や開始のタイミングなどを変更することで、デザインに合わせたアニメーションができるようになると思います。
ぜひ試してみてください。それでは!