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参院選1票格差「違憲状態」
11月26日 15時16分

去年7月の参議院選挙で、選挙区ごとの1票の価値に最大で4.77倍の格差があったことについて、最高裁判所大法廷は、「憲法に違反する不平等な状態だ」という判決を言い渡しました。
選挙の無効を求める訴えは退けました。
これで参議院選挙は4年前の選挙に続いて、最高裁から「憲法違反の状態」と判断されました。

去年7月の参議院選挙は、選挙区ごとの1票の価値に最大で4.77倍の格差があり、2つの弁護士グループが投票価値の平等を保障した憲法に違反すると主張して選挙を無効にするよう求めていました。
これについて、最高裁判所は、15人の裁判官全員による大法廷で審理していましたが、寺田逸郎裁判長は判決を言い渡し、「去年の選挙での1票の価値の格差は憲法に違反する不平等な状態だ」という判断を示しました。
選挙の無効を求める訴えは退けました。
これで、参議院選挙は、おととし判決が出た4年前の選挙に続いて、最高裁から「憲法違反の状態」と判断されました。

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