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ホンダ 海外生産の一部を国内に切り替え検討11月25日 17時11分
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「ホンダ」は、バイクの生産が通算で3億台に達した記念の式典を熊本県の工場で行い、このところ円安が急速に進んでいることから、海外生産の一部について国内に切り替えることを検討する考えを明らかにしました。
この式典は、関係者およそ250人が出席して熊本県大津町にあるバイク工場で行われ、伊東孝紳社長が「2輪はホンダのビジネスの根幹だ。まだまだ海外では需要が拡大しており、販売を伸ばしていきたい」とあいさつしました。
ホンダは、昭和24年にバイクの生産を開始し、65年がたったことし、生産台数が通算でバイクメーカーとして初めて3億台に達したということです。
ホンダは、新興国を中心に「スーパーカブ」に代表される小型バイクで販売を伸ばし、現在は、海外では21か国の32の工場でバイクを生産し、海外生産の比率は99%以上に上ります。
しかし、このところ円安が急速に進んでいることから、ホンダは、現在、国内向けの8割を海外工場から逆輸入していることについて、一部の生産を国内唯一の熊本県の工場に切り替えることを検討する考えを明らかにしました。
ただ、メーカーでは、引き続き海外販売の拡大を進める方針で、東南アジアのほか、アフリカなどで今後、生産や販売の拠点を増やす計画です。