サッポロビールがソーシャルメディアを運用する目的は、サッポロビールファンとコミュニケーションを行い、優良顧客(ロイヤルカスタマー)を育成することです。つまり、企業価値とブランド価値を向上させたいと考えています。
ソーシャルメディアは、メディアごとに異なった特性があり、企業がこれを活用するには、それぞれの傾向を分析し、適した手法を考える必要があります。当社の場合、Twitterは若年層+傾聴分析、Facebookは現在のコアファンである中高年層としっかりコミュニケーションするという方向です。
多くのファンを一気に集めても、会話することが無ければただの「人がたくさん集まっている場」にしかすぎません。お客さまときちんと会話し、何を求めているのか?どうすれば買っていただけるのか?を会話の中から見つけ、実行することがソーシャルメディアの役割だと考えています。
サッポロビールFacebookページは、通常デジタルマーケティング室のWebチーム3人で管理運営しています。お客さまからご質問をいただいた場合は、お客さまセンターに協力を依頼し、一緒に解決方法を考え、万が一の炎上対策のためにCSR部とも連携しています。広告やキャンペーン以外のFacebookページの運用に、広告会社は入っていません。
広告会社が入れば相当「ラク」ですし、クオリティも上がるということも理解しています。
では、なぜ広告代理店を入れないのか?
理由は簡単「お客さまはどのような方ですか?きちんと見えていますか?」。ただ、それだけです。 ≫次ページ「広告会社が運営する場合…」へ続く
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