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阿蘇山 噴煙一時1000mに
11月26日 12時10分

阿蘇山 噴煙一時1000mに
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熊本県の阿蘇山では、25日、小規模な噴火が発生し、26日噴煙の高さが一時火口からおよそ1000メートルに達しました。
気象台は活動が活発化する兆候は見られないとしていますが、注意深く監視を続けています。

福岡管区気象台によりますと、阿蘇山の中岳第一火口では、25日午前、小規模な噴火が発生して、噴煙が火口から高さおよそ500メートルに達し、高温の火山灰などが赤い炎のように見える「火炎現象」も確認されました。
火山灰は、熊本県内のほか、火口の東側およそ30キロの大分県竹田市でも確認されています。
噴火は、その後も続き、26日午前9時ごろには噴煙が一時火口から高さおよそ1000メートルに達しました。
火山性地震や火口直下のごく浅いところで起きる「孤立型微動」は多い状態が続いているものの、活動が活発化する兆候は見られないということです。
気象台は、引き続き、噴火警戒レベルを「レベル2」として火口周辺警報を出して、火口からおよそ1キロの範囲は噴石が飛ぶおそれがあるため、立ち入らないよう呼びかけるとともに、注意深く監視を続けています。
阿蘇山の噴火活動について、火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は、「これまでの火口の温度や地下の地震活動などの推移を見ると、火山灰や噴石などを噴き出す活発な噴火活動が続いた平成元年からよくとしにかけての状況に近づいている可能性があり、今後の活動に十分な注意が必要だ」と話しています。

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