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本当にデキる人は「時間がない」とは言わない。仕事の効率を高める時間の捉え方

  • 2014/11/25
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  • Rio


 毎日業務に追われ、無意識のうちに忙しい、時間がないといった言葉が口癖になってしまっていませんか? しかし、一日に与えられた時間は皆平等に24時間です。忙しい、時間がないが口癖になっている人は、もしかしたら時間の概念に踊らされているだけかもしれません。

時間は一定に流れていると思っていませんか?

 時間がないと言っている人の多くは、時間に対して線のように流れるイメージを持っており、"時間の流れは一定"と考えていることが多いようです。しかし、時間は決して一定に流れるものではなく、自分がどのような使い方をするかによって早さも長さも変わるもの。

 気が進まない作業の時間は、なかなか時間が経たないように感じます。しかし、何かに夢中になっている時間は早く過ぎるように感じますよね。このように、時間は自分の気持ちによって早さや長さが変わり、これに伴い物事に対する集中度も変わってきます。

時間を空間的に捉える

 ビジネスの世界で時間の使い方が上手い人の多くは、時間をチューブのように空間的に捉えています。これは、時間の流れを横軸にとって、密度や濃さを縦軸にとり、縦軸を伸び縮みさせるイメージを持って時間を使うということです。その時間が自分にとって集中力が高く濃密であれば太くなり、逆に集中出来なければ細くなります。

 太い時間から徐々に細い時間に移り変わってきたら、集中力が落ち始めているという合図です。そのまま効率が落ちた状態で仕事を続けるのではなく、次の太い時間に備えて思い切って時間を切る、ということが大切になります。なぜなら、太い時間を上手に使えば、細い時間の何倍も何十倍も効率的に仕事をこなせるからです。

 時間の幅は自分の意志とは関係なく周期的に伸び縮みしています。誰しも細い時間の後には太い時間が、太い時間の後には細い時間が訪れるようになっていますが、人によってその持続時間は異なります。よって、大切なのは自分なりの時間の切り替えをして、太い時間をいかに上手く使い、細い時間からいかに早く抜け出すか、ということです。

時間がなかった、は一番カッコ悪い言い訳

 コピーライターの中村禎さんのコピーにこんなものがあります。

『時間がなかった』は
一番カッコ悪い
言い訳だよ。

出典:一番カッコ悪い言い訳 | ぶ厚い手帳:コピーライター中村禎の場合

 「時間がなかった」と言ってしまえば、誰のせいにもならず過去のこととして完結します。一番使いやすい言い訳で、なんの気もなくつい口にしてしまう人も多いかもしれません。

 しかし、「忙しくて時間がない」という言い訳を裏返せば、物事に優先順位をつけず、手当たり次第業務を行ってしまっているという愚かさの証明をしてしまっているようなもの。なんの計画もせず、目の前の仕事を作業として消化しているに過ぎません。

 また、人に頼まれた仕事を期限内に出来ず、「忙しくて時間がありませんでした」と言うのも同じ。これは相手の要望に対して重要度が低かったと間接的に言っているようなものです。


 「忙しくて時間がない」と言うのはとても簡単ですが、相手に対して非常に失礼な言葉であると同時に、このような生産性のない仕事のスタイルは早急に見直す必要があると言えます。このような言い訳を続けていても何も生まれず、効率は悪くなる一方です。

 「忙しくて時間がない」という言い訳をする前に、まずは自らの時間に対する捉え方を変えてみることから始めてみてはいかがでしょうか?

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努力はあくまでも手段に過ぎない。結果を出せる正しい努力の考え方

  • 2014/11/24
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 何かを達成するためには、努力が付き物です。しかし、「自分は努力の割に結果が伴っていない」と感じている方も多いのではないでしょうか? それはもしかしたら努力すること自体に夢中になってしまっていて、努力が目的化してしまっているせいかもしれません。

努力している自分に酔っていませんか?

 努力をすることは何かを達成する上で大切なことです。かの有名なベートーヴェンの名言にも「努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功する者は皆努力している。」とあるように、偉業を成し遂げている人は皆、何らかの努力をしています。

 その一方で、"努力すること"自体が目的化してしまっている人も多く存在しています。努力の先に達成したいものが見えないまま「とにかく努力すれば成長出来るのだ」と考え、非効率なやり方で頑張ってしまう。そのような人ほど、努力している自分に無意識に酔ってしまい、"努力している"という事実に対して満足してしまいがちです。

 このような悪循環に気付けなければ、結果の伴わない努力を続けてしまうことになります。これでは成長するどころか、むしろ自ら成長を妨げてしまうことに。

努力は目標達成のための手段に過ぎない

 本来、努力はあくまでも目標を達成するための手段に過ぎません。達成したい目標が先にあり、その目標を達成するための行動として"努力"が初めて必要となります。そのため、達成したい目標も定まらないままに努力を先におこなっても、本末転倒だという訳です。
 
 仕事の評価は、努力自体ではなく、目標達成への貢献度によってなされます。目標達成に貢献出来ない努力は単なる自己満足に過ぎません。よって、行動する前にまずは目標を明確に持つ。せっかくの努力を無駄にしないためにも、これを常に心得ておくことが大切です。

理想的な状態は"努力を努力と感じない"こと

 皆さんが「努力をしなくては」と思うのはどのような時でしょうか? その多くは、やらなければならない義務的な状況に置かれている場合のはずです。しかし、自分の気持ちが前向きでない状態で行動しても、なかなか結果は伴いません。

 お笑い芸人の明石家さんまさんも、努力について以下のように語っています。

「好きだからやってるだけよ、で終わっといた方がええね。これが報われるんだと思うと良くない。こんだけ努力してるのに何でってなると腹が立つやろ。人は見返り求めるとろくなことないからね。見返りなしでできる人が一番素敵な人やね」

出典:「努力は必ず報われる」論争に明石家さんま参戦 「そんなこと思う人はダメ ...

 このように、結果を出すために最も理想的なのは、傍から見たら努力をしているのに本人からしたら"好きだからやっている"という状況です。


 同じ時間仕事をしていても、努力の先の目標があるかないか、その仕事に対して前向きな気持ちを持てるか持てないかによって結果は大きく変わってきます。目標が見えないままに闇雲に走り出してしまっている方は、成長のチャンスを逃してしまっているかもしれません。これを機に、今一度自分の行動を見つめ直してみてはいかがでしょうか?

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やる気のスパイスは雑談にあり?! 社員の意欲を高める「インフォーマルコミュニケーション」

  • 2014/11/24
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 皆さんは部下との話し合いや上司への相談をどんなところでしているでしょうか? 仕事の悩みであっても、業務中はなかなか悩みを打ち明けられない人も多いと思います。業務中よりも飲み会や休憩中といった業務外でのやり取りの方が話しやすかったりするもの。昔からこのような業務外のコミュニケーション、インフォーマルコミュニケーションは存在していましたが、近年その重要性はますます高まってきています。

インフォーマルコミュニケーションとは......?

 インフォーマルコミュニケーションとは簡単に言うと、組織内で予定されていないコミュニケーションのこと。休憩中の雑談や飲み会での会話、知人同士の情報交換などを指します。インフォーマルコミュニケーションは社員同士のつながりを強化したり、会議などのフォーマルな場での情報を補完したりと、新たなアイデアの創出に繋がる可能性を持つコミュニケーションとして注目されています。

インフォーマルコミュニケーションのメリット

相手の本音を引き出しやすい

 私たちは相手の表情やしぐさ、声のトーンなど言葉以外のところで相手の感情を読み取っていることの方が多いはずです。顔を見合わせてのコミュニケーションでは、言葉以外にも身振りや手振りといった表現方法が可能になり、より相手の感情や表情が読み取りやすくなります。

 このように、表情がわかるやり取りであればお互いの信頼関係を築きやすいですよね。改まった場ではなく、打ち解けた雰囲気の中でなら話す側は話しやすく、聴く側は質問しやすくなるため、相手の反応を見ながら本音を引き出しやすくなります。

解決策が浮かびやすい

 一般的にアイデアは、ストレスから解放された少し気の抜けた状態の時に浮かびやすいとされています。

 例えば、かの有名なアップル創業者のスティーブ・ジョブズは散歩好きで、ミーティングは散歩をしながらというスタイルでした。ジョブズとデザイナーが散歩をしながらミーティングをしている時に浮かんできたのが、ひまわり型のマック(iMac G4)のアイデアだとされています。

 インフォーマルコミュニケーションの場は、業務に対するプレッシャーから解放されてリラックスした状態になれます。このような場であれば、部下からの相談に対しても、より実践的で良い解決策を部下と一緒に考えることが出来るのではないでしょうか?


 部下の育成に悩んでいながらも部下と話す時間が取れず、メールでのやり取りで済ませてしまっている方も多いことと思います。休憩中のほんの5分やランチに行くだけでも構いません。相手の目を見て心を通わせる時間を作ることを心がけてみてはいかがでしょうか?

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ふり出しに戻るか、それとも実績を作るか。仕事で成長したいなら同じ仕事を3年以上続けるべき理由

  • 2014/11/20
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 今、あなたは自分の仕事にやりがいを感じていますか? 「3年3割問題」とも称されているように、たった入社3年で3割もの人が「自分に合わない」「今の仕事にやりがいを感じない」などといった理由で仕事を辞めてしまっています。

 一方で、人材育成などを手掛けるシェイクの調査によると、「自分自身の成長に大きくつながった仕事をしたのはいつごろですか?」という質問に対して、「4~6年目」と回答する人が31.1%と最も多くなっています。

 このように、3年で退職してしまう人は成長を実感する前に辞めてしまい、大きな成長のチャンスを逃してしまっているかもしれません。

"仕事探しシンドローム"になっていませんか?

 前述したようにここ数年、「自分にはこの仕事が合わない」という理由で入社早々に会社を辞めてしまう人が増加しています。「やりたいことがあるから」と言って辞めるならまだしも、「自分に合わないから辞める」という選択肢はとても残念に見えます。このような理由で辞めてしまう人は、自分に合う仕事を探してばかりいる”仕事探しシンドローム"かもしれません

 もちろん、自分に合う仕事が出来れば幸せです。しかし、自分にぴったり合う仕事などというものは本当に存在するのでしょうか? 友人と一緒に過ごす中で"この人は気が合う人だ"と気付いていくように、仕事も初めから自分にぴったりと合うものなど滅多にありません。

 目の前の仕事を一生懸命やる中で、だんだんと意外な面白さに気づいたり、自分でも知らなかった能力を発揮出来たりと、"初めは大変だったけど楽しい"という感覚を持てるのではないでしょうか?

実績がなければやりがいのある仕事なんて回ってこない

 他に特別やりたいことがない限り、入社数年ではどこへ行っても仕事の自由度にさほど変わりはありません。というのも、入社して数年ではスキルも実績も役職もほぼないからです。また、時間や人間関係も自分ではコントロール出来ません。やりがいのある仕事をしたいと思ったら、それなりの実績が必要となりますし、その実績を作るためには時間も労力も必然的に必要となります。

 もちろん、職場の雰囲気や人間関係が合わないといった問題はあるかもしれません。しかし、環境のせいばかりにして職場を転々としていても実績も作れず、スキルを身に付けることも難しいです。また、実績がなければ転職しても転職前と同じような仕事をするだけになってしまいます。

若いうちは自分を売って経験や実績を買う

 やりたいことがあればいいのですが、特別やりたいこともないままに退職するくらいなら自分がまだまだ何者でもない存在のうちに、同じ職場で数多くの経験を積んでスキルを磨いていった方が良いかもしれません。

『「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー』の著者、土井英司氏も以下のように語っています。

「年収アップ」「地位」だけを追い求める人生で、本当に幸せになれるのだろうか? もっと自分に付加価値をつけなければ、いけないのではないだろうか? これからの時代は、自分に付加価値をつけた人間しか生き残れません。

自分をトコトン安く売り、その引きかえに、経験と実験の場を手に入れる、会社という舞台で「タダの社員」という立場をフルに活用し、「伝説」をつくる――、そう、「伝説の社員」になるのです。

出典:「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー - アメーバブログ

 若いうちは会社という場をとことん活かして、経験やスキルを蓄積して自分自身に付加価値を付けること。そうすることで、徐々にやりがいのある大きな仕事を任せてもらえるビジネスパーソンになっていくという訳です。


 何事も現在の時間のみを切り取って自分に"合う"、"合わない"だけで判断してしまっては、自分が成長するチャンスを逃してしまうかもしれません。大切なのは自分の長期的な目標と、これだけは譲れないという自分の軸を明確にし、数多くの経験とスキルを蓄積して自分の付加価値を高めていくことです。

 今の仕事が自分には合わないから、と漠然と転職を考えている方はこのような考え方も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

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