この素材磨いて大丈夫?メラミンスポンジvs身の回り品 8番勝負!

家の中のさまざまな汚れを落としてくれる、メラミンスポンジ。
洗剤を使わず、水をつけてこするだけ!少しの力で気持ち良く汚れが落ちていくので、愛用している方も多いはず。

そんな一見万能に見えるメラミンスポンジに「磨いではいけない」素材があることをご存じですか?
愛用している方も、メラミンスポンジビギナーさんも、ここで一度確認しておきましょう。

正しい用途で使用できれば、お掃除のつよ~い味方です!

カテゴリー:暮らしの知恵
更新:2014年11月22日

メラミンスポンジとは…

洗剤いらずの“魔法のスポンジ”

メラミン樹脂でできている“研磨”スポンジです。

いろいろな商品が出ていますが、よく見るのは『激落ちくん』シリーズかと思います。重曹やクエン酸がスポンジに添付されているものもあります。

スーパー、ホームセンター、100円ショップでも購入可能。

ウレタンのような弾力のあるスポンジですが、使っていくうちに 使用箇所がぎゅっと圧縮されていき、消しゴムのようにぽろぽろカスが出て 摩耗していきます。

なんでも磨けるわけじゃないことを知っておきましょう。

私もしっぱいしております・・・

アクリルの間仕切りパネルにジェルステッカーを貼ったらきれいにはがせず、その跡をメラミンスポンジでごしごし…

磨いている最中は濡れていて気付かなかったのですが、ふき取ってみたら細かい傷だらけに。
(わかりにくいですが、実際の写真です。
 透明なアクリル板のうしろに、キズが見えやすいよう黒い板を置いて撮影しました。)

かんたんに取り換えることもできない部位なので、今もそのまま残っています。。。悲しい。

コーティングをはがしてしまいました。

こちらは床です。

こちらもわかりにくい写真になってしまって申し訳ないのですが、メラミンスポンジで磨くとおもしろいように白くなったので喜んでこすっていたら、結局ワックスがはがれていただけでした。。。

ワックスがなくなったところは、あっというまに椅子やら何やらでキズだらけに。

フローリングや車等 つやのあるコーディングがされているものには不向きなようです。

この素材は磨いてOK?ポイントは“モース硬度”

メラミンスポンジの素材である「メラミン」は、非常に硬いプラスチック。
洗剤のように汚れを浮かせて流す、のではなく、汚れを削って落とす、例えるならヤスリのようなものです。
そのため、メラミンよりやわらかい素材をごしごしこすると、キズをつけてしまいます。

ここで硬さの比較に使用するのが“モース硬度”。

モース硬度・・・あるものでひっかいたときの傷のつきにくさ(Wikipediaより)

1~10までの整数値で示され、1に近づくほどやわらかく、10に近づくほど硬い、ということになります。

メラミンのモース硬度は《4》
先ほど私がキズだらけにしてしまったアクリルパネルは《3~4》
…こすりすぎてはだめだったようです。

住まいの中のお手入れに使える箇所を確認してみましょう。

窓ガラス ○

ガラスはメラミンより硬い素材の1つ。
ただし、コーティングが施されているものや、樹脂フィルムが貼ってある面をこすらないように気を付けてください。

網戸のお掃除にも使えます。