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「ダイエー」の名称消える決定11月26日 12時10分
スーパー大手「ダイエー」の臨時株主総会が26日、神戸市で開かれ、流通大手「イオン」の完全子会社となる議案が承認され、4年後をめどにダイエーの名称が無くなることなりました。
ダイエーの臨時の株主総会は神戸市のホテルで午前10時から開かれ、500人余りの株主が出席しました。
今回の総会では、6年連続で最終赤字となるなど業績の低迷が続いていることを受けて、ダイエーが、流通大手「イオン」の完全子会社になるとした議案が出されました。
会社側は、始めに今回の議案について「厳しい経営環境の中で客のニーズに合致した組織に抜本的に変えることを決断した」などと説明しました。
また、イオンは完全子会社化に伴って4年後をめどに「ダイエー」という名称の店を順次無くす方針で、総会ではこの方針についても株主から「なぜダイエーの名前でこれまで再建ができなかったのか」などの意見が出されました。
その後、会社側の議案は賛成多数で承認され、ダイエーは、来年1月にイオンの完全子会社となり、食品を中心とした新たな名称のスーパーとして営業していくことになります。