寺嶋はヤクルト・小川ともバッテリーを組んでいた。その凛凛しい表情に女性ファンもくぎ付けだ【拡大】
マスクをかぶらせておくのがもったいない。八王子市内のホテル。入団交渉の席に登場した寺嶋は噂通り、いや、噂以上のイケメンだった。
「よく言われるのは俳優の藤原竜也さんですかね。松岡修造さんとも…。自分のキャラとしては、元気をどんどんアピールしたいので松岡さんなんですけど…」
昨年のドラフト2位・吉田もイケメンだったが、こちらはバリバリの体育会系。一方の寺嶋は文字通り“美男子”のプリンス系で、本家の藤原竜也に勝るとも劣らない雰囲気を漂わせる。
創価大では強肩&強打の捕手。1年から正捕手に座り、2学年上の燕のライアンこと小川とも2年間バッテリーを組み、「投手との呼吸を学んだ」という。その小川からもドラフト直後にメールをもらい、「おめでとう。対戦できることを楽しみにしています」と祝福されたという。
「打って、守れて、日本を代表する捕手になることが目標です。目指すタイプは城島さん(元マリナーズ)。伊東監督も捕手出身ですし、いろいろなことを学びたいと思っています」
里崎が引退し、来季は吉田、田村、江村らとの正妻争いが激化する。寺嶋も激戦に身を投じる覚悟だが、勝負は「顔」ではなくグラウンドであることを自覚する。2位指名・田中(京大)と1軍でバッテリーを組むのも楽しみだ。「自分は投手とのコミュニケーションを大切にするタイプ。ただ、田中君は頭が良すぎるので、話が合うかどうかが心配です」。このときばかりは“藤原竜也”のマスクも崩れた!? (西村浩一)
★中学でAKB田名部と同級
好青年の寺嶋だが、イケメンの外見とは裏腹に気性は激しいらしい。担当のロッテ・井辺スカウトは「試合中は別人。ファイトをムキ出しにするタイプで、穏やかな表情は見たことないです」。“本番”では果敢に悪役にも挑む藤原竜也ということか!? ちなみに寺嶋の巣鴨北中時代の同級生にAKB48の田名部生来、2学年上には『Hey! Say! JUMP』の八乙女光…と身辺の環境も結構、激しい!?
寺嶋 寛大(てらしま・かんだい)
1992(平成4)年10月12日生まれ、22歳。東京都出身。小学4年時に軟式野球を始め、中学から捕手。静岡・興誠高(現浜松学院高)では2年秋から「4番・捕手」で、甲子園出場はなし。創価大に進学し、正捕手となった1年秋から東京新大学リーグ7季連続優勝。2年先輩のヤクルト・小川ともバッテリーを組んだ。3年秋に首位打者、4年春にMVP獲得。1メートル84、84キロ。右投げ右打ち。家族は両親と姉2人。
(紙面から)