阪本輝昭
2014年11月26日03時00分
大阪市の教育施策について橋下徹市長と教育委員が話し合う協議会が25日、市役所であり、市立小中学校の図書館を大幅拡充する方針が固まった。橋下市長は「市の学校図書館の現状は全国レベルでも低水準。学力向上の点からも力を入れる必要がある」と述べ、将来の予算化の考えを示した。
この日の協議会で大阪市教育委員会事務局は、標準的な蔵書数を小学校で7千冊、中学校で8千冊と見積もった場合、現状では標準達成に年間約3億4千万円(3年計画)の経費がかかるとの試算を提示。橋下市長は「必要なものはきちんと予算措置をする」とし、学校図書館の運営・管理のため、市民ボランティアも含めた人的サポート体制を整えると明らかにした。
また、中学校給食について、食べ残し解消をめぐる方策を議論。現在「塩分過多になる」との理由で認められていない「ふりかけ」の持ち込みについて、橋下市長は「子どもはふりかけが好き。校長判断で認めてもいいのでは」と問題提起。出席した校長や教育委員からも賛同の声が相次ぎ、近く結論を出すことになった。
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