2014年もブログ関係の売上は好調で、昨年に続き500万円を突破することができました。こちらは去年の記事。
プロブロガーです。2013年はブログだけでちょうど500万円くらい稼ぎました : まだ東京で消耗してるの?
ブログで「毎年500万円稼ぐ」ために必要な考え方
プロブロガーをかれこれ3年ほどやっていると着々と自信が出てきまして、来年も400〜600万円程度の売上は確保できる自信があります。といっても、なるべく働きたくないので、年商300万円くらいまでギアを落とすかもしれませんが…。本気出せば500万くらいならすぐに稼げるんだからな!ということで、まぁ信じてやってください。
さて、ここまでやってきて、安定的にお金を稼ぐために、意識しておきたい考え方があると思うのですよ。惜しみなく公開しましょう。
個人にファンを付けろ!
まず伝えたいのがこれ。とても重要なのに、あんまり語られないことです。
「ブログで稼ぐ」というと、つい「高単価なアフィリエイト案件を紹介するサイトをたくさん作って、検索エンジンからの流入をお金に変えよう」的な話になりがちです。まぁそれでも儲かるんですが、この方法だと「個人」にファンがつかないんですね。
長い目で見て大切になるのは、書き手個人にどの程度のファンが付いているか、です。なぜ大切かといえば、個人にファンが付いていれば、マネタイズの方法が多様化するからです。
本を書いてもいいですし、講演をしてもいいですし、サロンをやってもいいでしょう。ファンの獲得は一朝一夕でできることではありませんが、だからこそ、安定的な差別化要因になりえます。
ファンを獲得するために必要なものは、コンテンツの質はもちろんのこと、何より「文体の魅力」だとぼくは考えています。「この人の文章を読みたい」と、文章を通して思わせたらもう勝ちです。「他の人が同じことを書いていたとしても、この人の文章でそれを読みたい」と思わせるよう、工夫を積み重ねつづけていく必要があります。チャーハン画像でアクセスを稼ぐはあちゅうさんを見習おう、ということです。
多様な収益源を確保しろ!
上と同じことを言っているんですが、これは重要なのであらためて。安定的に稼ぐためには、収益を得る手段を多様化することが大切です。
たとえば「Google Adsenseだけ」に頼るのはかなり危険で、うちのサイトも何度もAdsenseの配信停止を食らっています。たびたび紹介料率が改定される「Amazonアフィリエイト」への依存も危険で、とある友人は「今回の料率改定で、言えないくらい売上が下がった…」と嘆いていました。
ぼくは比較的多様な収益源を持っておりまして、仮にAmazonアフィリエイトの収益がゼロになっても、Google Adsenseが停止されても、特段の焦りを感じることはありません。別の方法がたくさんあるので、なんとでもなるんですよ。
前述の通り、収益源を多様化するために役立つのが「個人にファンをつける」努力です。ファンを付ければ付けるほど、収益性は上がり、その多様性も改善していく、というサイクルが存在することを意識しましょう。
金にならない記事も書け!
世の中には「金にはならないけど、書くべき記事/書きたい記事」というものがあります。
うちのブログの場合は「長文のインタビュー記事」なんかがそれにあたります。取材謝礼を払って、アシスタントにバイト代払って、3時間掛けて書いた記事が、1,500人にしか読まれない…なんてことも普通にあります。
しかしながら、そういう金にならない記事は、うちのブログの独自性そのものになったりします。津田さんなんかは「ポリタス」という、どう見ても金にならないメディアをやってますが、ああいうことをやるのは、津田さんくらいなんです。だから、ぼくらは津田さんの情報に価値を見出すんです。だって、あんなことやるの津田さんくらいですから。
収益性ばかりを追い求めてしまうと、金にならない記事を書くことから遠ざかってしまいます。金になる記事はみんな書くんですよ。あなたが書く必要は、極論ないんです。
その意味でメディア運営というものの肝要は、実は「金にならないけど、書くべき記事」をどれだけ提供できるか、なんじゃないかと個人的に思っています。
情熱の火を燃やし続けろ!
「このブログ運営するの、飽きてきたなぁ…」とか思っちゃうと、もう厳しいです。あなたはこの苛烈な競争に耐えきることができなくなり、収益性も下がり、ブランド価値も落ちていくでしょう。
読者はあなたの情熱を見ています。書きたくないことを書いているときの文章は、読者にバレるんですよ。逆も然りで、「これ超面白い!」と興奮しながら書いているときの文章は、ちゃんと読者にその興奮が伝わります。
魂を売ることを繰り返していくと、次第に情熱の炎は消えていきます。常に興奮しながらブログが書けるよう、自己点検を怠らないようにしましょう。ぼくなんか、今この文章書きながら超興奮してますよ。伝わりますか。ひゃっほー!
実験を繰り返せ!
「ブログで稼ぐ」なんて話は、歴史でいってもせいぜい5〜6年程度の世界なんです。まだまだ、誰も試したことがないような収益化手段はあるはずです。本気で稼ぎ続けたければ、この「歴史の浅さ」を強く意識するべきです。
新しい稼ぎ方を思いついたら、とりあえず実験してみるのがいいでしょう。ぼくは今年「ブログ塾」「高単価セミナー」「有料メルマガ」「記事広告」「記事提供」「Amazon以外のアフィリエイト」なんてマネタイズ手法に手をつけてみました。ブログ塾はなかなかいい感じで、その気になれば150万円くらいは売上が立ちそうな感じです。「有料メルマガ」は失敗で、大赤字をこきました。「記事広告」はプチ成功で、年間で80万円くらいの売上となりました。
来年もまた、いろいろなマネタイズ方法にトライしていくつもりです。「有料サロン」「高額電子書籍」あたりが面白いかなぁ、と思っています。驚くほど浅い歴史のなかにぼくらはいるわけですから、どんどん実験して、むしろ歴史を作っていきましょう。
来年もプロブロガーがんばります。
飽きっぽい人間ですが、幸いにして、ブログだけは飽きずに書き続けることができています。天職というものがあるのなら、ぼくにとってはブログこそが天職なのでしょう。毎日楽しく、息を吐き、食事をし、うんこをするように、ブログを書き続けております。
何が面白いって、自分が変化していくんですね。去年書いた文章とか、誇張じゃなくて稚拙で読んでられませんよ。成長しているかはともかく、変化はしているということです。来年の今頃、ぼくはどんなことを書いているのか、想像するとワクワクします。
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