この小ささで、静けさ、大。
もういくつ寝ると師走。そして最後の仕事の追い込みや忘年会をクリアした先にあるのは年末年始の連休です。このタイミングで海外や国内の各地遠方へ飛行機を使った旅行、新幹線などでの国内旅行を楽しむ人も多いでしょう。
しかし長距離移動の場合、ビジネスクラス以上やグリーン車に乗って少しでも乗車環境を良くしたいところ。特にこの季節はどの便も混み合うため、ノイズレベルが普段より高くなりがちですし。
そこでお立ち会い。ヘッドホン・イヤホンのトレンドの1つにノイズキャンセリング機能があります。ハウジングに仕込んだマイクが周囲の環境音・ノイズを集音、耳穴内での反響を加味した上で解析し、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)で作り出した逆位相の音をぶつけることで入り込んでくる騒音を打ち消す、あの機能です。
各社さまざまなノイズキャンセリング機能で、雑踏のなかでも音楽しか聴こえない世界をもたらしてくれますが、長距離旅行のお供としてオススメしたいのがインイヤータイプのノイズキャンセリング・ヘッドホン「Bose QuietComfort 20i」です。
負担が軽く長時間のリスニングに向いている「Bose QuietComfort 20i」
一般的にオーバーヘッド・ヘッドホンは大きくてかさばるし、オンイヤータイプは側圧強めで長時間付け続けると耳が痛くなりやすい。そしてカナル型のイヤホンは鼓膜近くにまでイヤーピースをつっこまないとダメなモデルが多くて圧迫感が強いと感じる人もいます。
しかし「Bose QuietComfort 20i」は違います。このモデルは耳にさほど押し込まなくてもホールドできる、ウイングつきのStayHear+チップを使っているのがポイント。外耳のくぼみにこのウイングを引っかけるようにして装着するので、イヤーピースを耳穴の入口に当てるようなセッティングでOK。あとは外部からの侵入してくるノイズを、強力なDSPでなんとかしちゃいます。
イヤホンそのものの音質もThe Boseなトーン。低域にゴリッとした質感を持たせつつ、響きのいいやわらかな中高域を重ねてきます。スタジオモニターではなくあくまでラウンジやホールの再現性にこだわった、耳馴染みのいい音なんですよ。
またノイズキャンセリング機能を使うことで、低音の量感がたっぷりなリッチサウンドを低ボリュームで楽しめるのもメリットでしょうね。うとうとしながら音楽を聴きたい人にもマストな一機です。
…と、そんな原稿を書いていたら。
「ねー、武者さーん。10時間コースとかの飛行機の便、乗ったことあります?」と、編集部の和保くんがやってきました。
飛行機だと眠れないって? コレいいよコレ
エコノミーでニューヨーク行ったことあるよ。ワインもらいまくって寝ちゃった。
「いやー、僕、飛行機だと眠れないんですよー。今度新婚旅行で南米のほうに行くんですけど、今から憂鬱で憂鬱で」
片道で乗り継ぎ時間も含めたら26時間以上…か。酒飲んでもだめ?
「悪酔いしたら怖いから、酒も飲めなさそう。我慢するしかないんですかね」
んー……じゃあコレ使ってみるといいよ。「Bose QuietComfort 20i」。
ボーズのノイズキャンセリング機って昔からいいヤツが多かったんだ。JAL国際線の一部のファーストクラスではヘッドホン型が提供されているくらい、それだけ価値があるってことの証だよね。で、「Bose QuietComfort 20i」はそんなボーズのイヤホン型。
ポケットに入れておけるし、耳への負担も軽いんだ。飛行機内とは思えないほど雑音が聴こえなくなるから、昼寝向きのイージーリスニング系の曲を聴きまくっていれば眠れるようになるかもよ。
「本当ですかあ?」
(コイツ…信じてねえ!)
モノは試してナンボ。ファーストクラスな環境を再現しよう。乗ったことないけど
そこまで言うなら和保くんに、「Bose QuietComfort 20i」のスゴさを体感してもらうしかありません。さっそくギズ編集長お気に入りのLafumaのリクライニングチェアをセットして、
「ちょ、何やってんですか!」
何ってファーストクラスの感覚を確かめてもらおうって。
「音だけじゃダメなんですか?」
ダメダメ。アウェーな場所でもゆったりできるようになるには、フルコースで再現しないと! 人間、形から入るって大事よ?
「武者さん、ファーストクラス乗ったことあるんですか?」
最近はLCCが多めですが? 東京〜高松でも「Bose QuietComfort 20i」があれば1分で熟睡できるぞ僕は(たぶん)。
「あー、でもこのソファーいいですよねえ。本当にリラックスできる」
んー。僕のココロの中にあるファーストクラスの座席とは違うなー。コレも足してみようか。
「なんですかコレ…着る毛布?」
着せてみた。
「ここまで遊ばれて、全然ダメだったら怒るなあ……」
ま、いいから座ってみ。
「あれ..…いいんですけど。座りごこちが一気に柔らかくなった。もうここに住みたい」
そして出しますのは「Bose QuietComfort 20i」。ほら、これで好きな曲聴いてごらん。
「もう眠っちゃいたいんですけどね……」
「って! なにこれ! エアコンの音聴こえない! 無音じゃん!」
どーよ。「Bose QuietComfort 20i」すごいでしょ。
「え? 何かいいました?」
そ の イ ヤ ホ ン す ご い だ ろ !
「すごいすごい。これなら音楽聴きながら眠れそうですよー」
ま、ファーストクラスといったら映画用のモニターもあるんじゃないかな。ということで、クランプを介してiPadをセット。動画を見られる環境にアップデートしました。
最初は「おお」「へえ」「うわ!」といった表情を浮かべていた和保くんですが、いつしか眠りの世界に。他の編集部員からの「なにコイツ」の目線にも気がつかずにお昼寝タイムです。
「って、そろそろ起きようぜ和保くんー、まだ今日マストなこと残ってるでしょ」と編集部の瀧さんが呼ぶも気がつかず。
いや「Bose QuietComfort 20i」がAwareモードになっていたので声は聞こえているはずなんですけどね、なんだそのニヤり顔!
そうなんです。「Bose QuietComfort 20i」のノイズキャンセリング機能にはノイズ成分だけを効率よく取り除き、会話を聞き取れるようになるAwareモードがついているのです。この機能があれば機内アナウンスも聞き逃すことがありません。それこそ新婚旅行なわけですから、イヤなノイズをカットしながら隣に座っているパートナーとの会話も楽しめます。
強力な騒音除去機能だけではなく、コミュニケーションを可能にするモードも備えた「Bose QuietComfort 20i」。コイツがあれば、年末年始の長距離移動も快適な旅の思い出として記憶できるようになるのではないでしょうか。帰国してからも、歩きながらとか、それこそオフィスでも使えるイヤホンですし!
ちなみに、和保くんはこのあともアイマスクを追加して、
だるだるの、
ダメダメでした。
※彼自身は決してダメダメなどではなく、最近挙式をあげ、幸せいっぱいの好青年です。
source: ボーズ
(武者良太)