サウジがロシアなど非OPEC国と急きょ会談、減産合意至らず
[ウィーン 25日 ロイター] - サウジアラビアとベネズエラ、ロシア、メキシコの4カ国は25日、石油輸出国機構(OPEC)総会を27日に控え、原油安への対応を協議したが、減産などの合意には至らなかった。
産油国のロシアとメキシコはOPECに加盟していないが、サウジに減産を迫るため、急きょ4者会談に出席。一部ではサウジがOPEC非加盟国との協調的な減産を支持するとの見方も出ていた。
だがベネズエラのラミレス外相は会談後、記者団に対し、産油国にとり現在の原油価格の水準は「望ましくない」との点では一致したが、協調的な減産実施は見送られたと述べた。
会談の結果を受けて、原油価格は下落し、北海ブレント先物LCOc1は1ドルを超える値下がりとなった。
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