トップページ社会ニュース一覧白馬村と小谷村 宿泊施設の空室を被災者に
ニュース詳細

白馬村と小谷村 宿泊施設の空室を被災者に
11月25日 18時42分

白馬村と小谷村 宿泊施設の空室を被災者に
K10034755011_1411251840_1411251845.mp4

今月22日の地震で、多くの住民が避難生活を続けている長野県の白馬村と小谷村では、被災者の負担を減らすためホテルや民宿の空き部屋を借り上げ、希望する人に移ってもらう方針を決めました。

今回の地震による住宅の被害は長野県全体で、全壊が31棟、半壊が56棟に上り、被害が大きかった白馬村と小谷村では、今も300人以上が避難所で生活を続けていて、ストレスや厳しい寒さによる健康への影響が懸念されています。
こうしたなか、白馬村では、これから雪の季節となり仮設住宅の建設が難しいことから、村が村内のホテルや民宿の空き部屋を借り上げ、希望する人に移ってもらう方針を決めました。
白馬村によりますと、すでに10を超えるホテルなどが被災者を受け入れる意向を示していて、人数や期間などについて調整を進めているということです。
このうち白馬村北城にあるホテルシェラリゾート白馬では、74ある部屋のうち35部屋を来月18日まで提供できるということで、総支配人の金沢邦隆さんは「地元の人が困っているので、力になりたい」と話していました。
避難所に身を寄せている56歳の男性は「避難所はプライバシーがないので宿泊施設に移れるのはありがたい」と話していました。
また、小谷村も同じように、宿泊施設と調整を進めているということです。
ただ、宿泊施設の多くでは、来月下旬以降、スキー客の予約が入っているため、受け入れは一時的なものになるとみられ、村や県では別の受け入れ先についても検討を進めています。

関連ニュース

k10013475501000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ