織井優佳
2014年11月25日11時04分
あれは名古屋に来てまだ1カ月の週末。有松に行こうと名鉄名古屋駅に来た私は、豊橋行き急行のつもりでその2分前の河和行き特急に乗っていた。
1日の平均乗降客が28万人(2013年度)のこの駅に、線路は2本、ホームは三つ。上下5方面に向かう列車は岐阜など西向きは全部1番線、豊橋など東行きは全部4番線。真ん中のホーム(2、3番線)は特別車の乗車以外は降車専用。同じホームから様々な行き先の列車がほぼ2分間隔で発着するから、初心者は戸惑うだろう。
名鉄名古屋駅は1941年8月、運行中だった東西の路線を結ぶ直通運転開始と共に開業した。地下鉄乗り入れなどを考慮した市が広い用地の取得を許可せず、当時は線路3本にホーム二つ。その後、駅ビルの増改築で駅も改修し、54年11月に線路を1本減らして現在の形になった。人口増を見越してホームを広げ、乗車と降車を分けて大勢の乗客の動線を確保したのだ。
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