←はじめにクリックをお願いします。
上にある写真は、ヨーロッパのある王宮の写真ではありません。
実は、国会議事堂の衆議院の中庭です。
ここには一般の見学者は入れません。
どうして入れないところの写真があるかというと、実は、国会の<中>に記者室を持っている唯一の新聞社が、撮影してネットに掲載してくれたのです。
http://www.yamatopress.com/f/000341.php戦後、GHQが国内の言論や思想統制のために、焚書や検閲を行ったことは、みなさんご存知のことと思います。
そのGHQの「呪縛」が現実に最近まで続いていて、ようやく平成20(2008)年になって解放された新聞社がある、といったら、「まさか・・・」と思われるでしょうか。
実は、あるのです。
国会における新聞社は、いまは国会の<外>に「記者クラブ」を持っています。
その「記者クラブ」に登録した新聞社の記者だけが、「記者クラブ」の発行する通行証を持って、国会議事堂内に入って取材できます。
しかし戦前には、「両院記者会」というものが国会議事堂に中にあって、そこに新聞各社の記者が詰めていました。
そして新聞社ごとに直接国会の模様を取材し、社としての意見を添えて、政治の報道をしていたのです。
ところが終戦後、GHQによって、その「両院記者会」が事実上、国会議事堂から追い出されます。
記者が国会の模様を自由に取材して報道するのではなく、記者の取材を「記者クラブ」が管理するようになった。
そして、記者クラブの管理人=つまりGHQの委託を受けた者によって検閲を受けた記事だけが、一般大衆へ報道されるようになったのです。
もし、言うことを聞かず、あくまで新聞社として独自に国会内での取材をし、自らの価値観に則って記事を書くというなら、一般民間人への報道はいっさい許可しない。
取材は国会議事堂内だけにせよ。
新聞紙の発行も、国会議事堂内だけに限定せよ。
それがGHQの命令です。
本来、新聞というものは、事実を事実として報道するだけでなく、それが記事になる時点で、必ず報道する側の意思が入ります。
たとえはわるいけれど、殺人があったとき、悲惨な殺人と書くか、当然の報いと書くか、政治家の写真を載せるとき、笑顔のいい顔の写真を使うか、苦り切った表情の写真を使うか。そこに自然と報道する側の意思がはいる。
ならば、報道は、自らの見識のもとに、是非善悪を、高い次元、高い道義をもって判断し、善なるものはこれを宣揚し、悪なるものはこれを糾弾して世論を喚起しなければならない。
それがジャーナリズムの基本でもあります。
実は、日本における新聞の歴史は古くて・・・識字率が高く、紙が普及していた日本では、ある意味当然と言えば当然のことなのですが・・・新聞の歴史は、徳川家康が大阪城を攻めた慶長19(1614)年の大阪冬の陣にさかのぼります。
なんとそのときの報道を行った「かわら版」が、いまでも現存している。
ちなみにヨーロッパでは、イギリスが新聞(清教徒革命(1660年)や名誉革命(1688年)を報道したものが、最初といわれています。日本最古のかわら版のほうが、50年近く古いですね。
かわら版は、江戸期を通じて、事実の報道だけでなく、文学、絵画、芸能に関するニュースを扱い、すでに幕末には「新聞」と名前を変えています。
慶応4(1868)年の江戸城開城のときには、幕臣であった福地源一郎が、江戸で「江湖新聞」を創刊し、創刊の翌月には彰義隊が上野のお山で敗れたときのことについて、報道している。
このときの一文・・・
~~~~~~~~~~~~
ええじゃないか、とか明治維新というが、ただ政権が幕府から薩長(薩摩藩と長州藩)に変わっただけではないか。
ただ、幕府が倒れて薩長を中心とした幕府が生まれただけだ。
~~~~~~~~~~~~
この一文は、いまでもいろいろな歴史の本で紹介されています。
もっとも、これを書いた福地源一郎は、この一文を書いたことで明治新政府に睨まれ、投獄されたあげく、新聞も発禁処分にされている。
ジャーナリズムは戦いでもあったのです。
ちなみにこの福地源一郎は、明治8(1875)年1月14日の東京日日新聞の誌上で、「社会」という言葉に「ソサエチー」というルビをつけて紹介しています。
実は、これが「社会」という日本語が使われた最初です。
福地源一郎は、その後、明治10(1877)年には、西南戦争で田原坂の戦いなどを従軍記者として、現地から実況をレポートし、ジャーナリストとして大いに筆名を上げている。
さらに彼は、明治14(1881)年には、大日本帝国憲法の草案となる私擬憲法「国憲意見」を起草し、軍人勅諭の制定にも関与している。まさに明治を代表する文化人ともいえます。
その福地源一郎が、明治17(1884)年に、創刊したのが、≪やまと新聞≫です。
≪やまと新聞≫は、明治から大正にかけ、我が国新聞界の第一人者として、国内最大の発行部数を誇り、我が国の保守系言論と文化・芸術の担い手として、数々の文化人なども輩出しています。
その福地源一郎の新聞に対する理念=やまと新聞の創刊の理念は、上に書いた次のものです。
~~~~~~~~~~~
新聞は、単に事実の報道にとどまらず、是非善悪を、高い次元、高い道義をもって判断し、善なるものはこれを宣揚し、悪なるものはこれを糾弾して世論を喚起する
~~~~~~~~~~~
まさに、ジャーナリストとしての姿勢がここに明確に出ています。
≪やまと新聞≫は、大東亜戦争の戦時中頃には、発行部数では朝日・読売等、大衆化路線を進んだ新聞社に発行部数で水を開けられますが、我が国固有の伝統と文化を護るという明確な意思をもった硬派の新聞として、根強い人気を誇ります。
そして、終戦。
GHQは、新聞報道のまさに中心となるべき、国政に関して、完全な検閲体制をひきます。
そして、国会議事堂内にあった「両院記者会」から記者たちを追いだし、議事堂の外に、「記者クラブ」を設置します。
そして、記者クラブであらかじめ検閲を受けた記事だけが新聞社に持ちこまれ、記事として一般国民に知らされるようにした。
≪やまと新聞社≫は、ジャーナリストとして、GHQの政策に対し、これを敢然と拒否した。
GHQは、その≪やまと新聞≫に対し、
1) 当時の社長が書いた書籍を、全部ことごとく焚書処分にする、
2) ≪やまと新聞≫が国会議事堂内の「両院記者会」からあくまで粘るというなら、代わりに、新聞の発行も国会議事堂内以外にはいっさい認めない、
という厳しい処分を課します。
新聞社は、多くの庶民に買ってもらうことで、会社の経営がなりたちます。
他の大手新聞社が、社の存続のために、GHQに迎合した、GHQの気に入る記事だけを書くように社の姿勢を変化させる中で、断固GHQに対抗した≪やまと新聞≫は、もはや取材も、新聞の発行も、国会議事堂内だけでしか許されない。
そして発行部数は、国会議員とその秘書たちへのもの、わずか1000部にまで減少してしまう。
そうなると社の収入なんか、たかが知れています。
それでも≪やまと新聞社≫は、歯を食いしばって頑張ります。
貧乏にも耐えた。
社の理念を失うことは、生活が困窮するより辛かったのです。
いまから15年くら前まで、≪やまと新聞社≫が発行する新聞は、なんと一文字ずつ文字を差し込むタイプの写植機を使っています。
15年前といえば、平成7年頃です。
もはやワープロもパソコンも普及していた。
しかし≪やまと新聞社≫には、そんな便利なモノを買うだけの力がなかったのです。
だから昭和初期の写植機を大事に使い、わずか千部の新聞を、毎日印刷し発行していた。
ところが、いまから6年ほど前になると、いよいよ経営が厳しくなります。
やむなく≪やまと新聞≫は、新聞の発行間隔を月1部、さらには四半期に一部に切り替え、なんとかして生き残りを図ります。
そんな中、平成20(2008)年になって、そんな≪やまと新聞社≫の窮状を見かねた安倍元総理と、森喜朗先生が、いくらなんでも、もうそろそろGHQの課した制約から≪やまと新聞≫を解放してもよいでしょうと、≪やまと新聞社≫が、国会外で活動することを許可してくれた。
それでようやく、なんと戦後63年目にして、やっと≪やまと新聞≫は、国会議事堂の外での営業活動ができるようになったのです。
GHQは、昭和27(1952)年には、解散しています。
しかし日本人は約束事を守る国民です。
どんなに苦しくても、どんなにつらくても、あきらめず、粘り強く、ルールを守って戦い抜く。これが日本です。
そしていま、≪やまと新聞≫は、創業の精神を失うことなく、また、左傾化した記者クラブの圧力を受けることなく、議会から直接取材した情報を国民に届けてくれています。
最近では、ネットでの配信も行うようになりました。
≪やまと新聞社のホームページ≫
http://www.yamatopress.com/いま、≪やまと新聞≫は、月わずか500円の購読費で、会員制で購読できるようになってます。
また、HPでは、会員限定の情報取得もできるようになっている。
HPをご覧いただくとわかるけれど、記事の内容は、非常に良心的です。
硬派に日本の良心を守りぬいた≪やまと新聞社≫、
ボクは、この話を聞いて、たいへんな感銘を受けました。
そして、昨日、すぐに、やまと新聞の会員になりました。
是非、わたしたち保守のみんなの力で守りぬいていきましょう!
≪やまと新聞≫の会員登録は↓コチラから行うことができます。
↓
http://www.yamatopress.com/mediabox/mem.htmlちなみに、やまと新聞社について、ウィキペディアを見ると、やまと新聞というのは、いまの東京スポーツ新聞であると書いてある。
日本の伝統的保守新聞に対し、こういう記述をして、これを貶めようとする。
ひどい話です。
↓クリックを↓
「過去現在未来塾」発足記念講演会・土屋たかゆき先生(1)
日本の心を伝える会では、いま会員の募集をしています。
登録無料!! ご入会は、
①ハンドルネーム
②お住まいの都道府県
③メールアドレスの3つを書いて、
assist@nippon-kokoro.com にメールするだけ。
ご入会受付後、メーリングリストへの招待メールをお送りいたします。
この機会に、あなたも是非、どうぞ^^♪
- 関連記事
やまとの新聞 いいですね~ 若い人たちが頑張っています。
彼等は、質問を無視した不誠実極まる対応を議事録に残され、全く反論出来ない証拠を日々記録されているのである。彼等は国会であるという場も弁えず、ホンの僅かばかり追求されただけで、目を白黒させて、「ウッキー」とか「ムッキー」とか吠え出す。やはり猿なのである。猿は所詮猿なのである。見猿・言わ猿・聞か猿、に加えて眠り猿まで居る、人材豊富な猿山である。
(民主党においては犯罪歴が栄進の条件なのか)
http://jif.blog65.fc2.com/blog-entry-357.html
会社にそんな歴史があるとは・・・
これはいい事知りました。
ねずきちさんありがとうございます。
ねずきちさん、4・10は「過去現在未来塾」では、どうも良いお話ありがとうございました。
やまと新聞の話は知りませんでした。
つい、この間、中山先生の「塾」の動画で始めて、そのサイトを知ったくらいです。これからも頑張って欲しいですね?
下記に登壇者の動画をリストにしました。
良かったらご覧になってください。
http://applecosmos.blog123.fc2.com/blog-entry-68.html
会員登録してきました。新聞、届くの楽しみです。
やまと新聞のことは全く知りませんでした。まともな日本人はほんとに律儀ですね。感動しました。
久しぶりのコメント欄登場ですがいつも記事は読んでいます。たまにはコメントを入れたいのですが、諸事多忙のため御無沙汰となっています。
さて本日はやまと新聞の御紹介を有難うございました。
早速会員登録をしました、これで日本のGDPがチャリーーンと500円×12=6000円アップするわけです。
勿論、私が賛同できることでGDPがアップすることは少額でも嬉しいですね。
記事を2・3拝見しましたが、内容も濃くスタンスがはっきりしていることから安心して読めますね。
また、国会を取材することができることは極めて重要な意義を持っていると思います、国会を取材できる権限がありながら、報道の自由の名のもとに記事を捏造し、偏向報道を繰り返す大新聞は解約しましたがこのような新聞であれば、金を払ってでも読みたいですね。
多くの皆様に購読して頂きたい新聞だと思います。
早速、登録をして、購読を始めました。
まだまだ勉強することは尽きないですね。
ぽよん
http://www.youtube.com/watch?v=Q90DESeGNpk
是非ご覧下さい
「週間金曜日」の編集長がチャンネル桜に出演し、「ジャーナリズムとは体制批判・権力批判である」といっちょ前に話してました。笑ってしまいました。文句を付けるのは楽な商売、ヤクザ同然。しかし、民主党になってからは体制批判もしなくなった。なんだ、単なる「反日」であっただけ、なんと楽・楽な事か。
海外の帰化朝鮮人は日本人留学生にとって最大の敵
是非 かんばってほしい!
これは大事にして保守再生の為に、いや日本の本当の歴史を語ってもらう為応援していくべきものですね。
左傾化した朝日(チョンイル)新聞や変態毎日を吹っ飛ばす勢いを見せていただきたいものです。!
1万人結集4月17日「外国人参政権に反対する国民大会」が
日本武道館で行われる。 1万人を結集して反対の声を上げるという。
すでに各所で同様の大会が開催されているが規模としては一番に
なる。
やまと新聞社でも取材に入ります。武道館の熱気を動画とFLASH
でお伝えしようと思います。
マスコミ隠蔽のテレビや新聞社と異なり、【やまと新聞社】は
ニュースの捏造や、報道偽装、隠蔽をやらないようです。
【やまと新聞社】の解説は
【ねずきちの ひとりごと 】【拡散希望】やまと新聞を守れ!を
カッチとね。
【経済・政治の掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj.cgi
【政治・経済タイトル一覧】はこちらをクリックして下さい。
PS:
衆参同時選挙の報道で参考にどうぞ。
保守勢力不在の選挙区が多すぎ、我こそはと思う賢者に期待します。
【要請書送信先国会議員一覧】
http://www.aixin.jp/yskgd.cgi
朝鮮カルトやパチンコ資金に毒されたテレビやマスコミはもう要らない。
いよいよ猟、解禁!!(PDF付) 鳩山首相の公職選挙法違反・告発
《東京地検直告課という窓口に、直接、告発の訴えを行います。この窓口は、弁護士等を経由せず、一般国民が直接、告発の訴えを行えるところです。皆さんから送って頂いた委任状と共に、私や西村幸祐さんが代表者となり、訴状を提出します。
詳細は 藤井厳喜公式ブログ http://www.gemki-fujii.com/blog/
作戦名は『鳩撃ち猟』
有志による支援サイト
http://2chatnoir.blog115.fc2.com/blog-entry-142.html
東京地検直告課⇒札幌地方検察庁となります》
趣旨に賛同していただける方は各ブログで情報拡散お願いします。
とっても嬉しいです。
申し込みいたします!!
反日ウィキペディア工作員が継続的に監視しており
奴らが日本の国益に資する情報を捏造削除隠蔽する一方で、
反日関連の項目には美しいことばかりを書き並べるのです。
「朝鮮進駐軍」の項目削除問題
http://www.youtube.com/watch?v=PGw6QB6kueo
「三橋貴明」氏のページ荒らし
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10487269519.html
やまと新聞のご紹介ありがとうございます。
歴史を始めて知りました。
凄い歴史があったのですねっ。
ホームページ、早速ブックマークしました。
先日の記事を読んで、更に写真に目がいき、
さすがプロの撮った写真と思いました。
早速会員登録したと思います。
これって北朝鮮が今まで主張して来たことと同じですよね。
http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10511006071.html
寺越さんのお母さんが息子が拉致されて北の高官になったことを
誇りにしているとか?驚きの記述で埋められています。
以下がデビ夫人と旅を伴にした一人です。
彼がデビ夫人の北朝鮮探訪記を紹介しています。
http://ameblo.jp/kk5160/entry-10511759511.html
北に行ってみて現状が分かったそうですから、彼の正体見たりって感じです
北に同調する人物でないとデビ夫人一行には合流できないはずですよね。
拡散、転載が多くの諸兄の手で行われているのですね。私も微力ですがお役に立ちたく、リンク・転載させていただきますのでよろしくお願いいたします。
このような新聞社を日本人は大切にして行きたいですね。
今日限りで「北海道新聞」を読むのを辞めます。
がんばれ、大和新聞!!
新聞屋で働いた時期もありましたが、偏向的な報道にいつも腹が立ってました。
特に最近になって、企業と国の癒着問題等の裏事情を知り、膿み出しをしなければと痛切に感じてたところです。
登録させていただきます。
(*´Å`*)
日本のTVと新聞社は全てアウトですからね♪
産経なんて国民のガス抜きで民主党に居る自称保守となんら変わりなく日本人を騙し続けている!著名人も同じく日本の大企業出版社の編集の元に都合よく「読んで分かった気になり行動しない為の誘導」をちりばめている。実際悪法や悪規制反対集会では「新規の読者活動家」を殆ど見かけないのですからね。
お邪魔しました♪
やまと新聞紹介していただいてアリガトウゴザイマス☆
早速登録してきました!
こういう新聞こそ残るべきです!
アメリカの排日について調べていたところ、「やまと新聞」の大正2年の日米問題の特集記事にたどり着き、私のブログにその内容の一部を紹介して記事を書き、昨日アップしたばかりですが、今日になって「やまと新聞」という新聞がどういう新聞かが次第に気になってきました。
http://blog.zaq.ne.jp/shibayan/article/231/
今日帰宅してこの新聞社のことを調べている時に、ねずさんの記事を見つけてこの記事を読ませていただきましたが、このような会社が今も頑張っておられるのに感動しました。すばらしい記事をありがとうございます。
内容はブルネイの書店にも日本の漫画が置かれていて、世界で日本の漫画が愛されているからTPPでもっと広めるべきというものだったのですが、私にはTPPのような馬鹿げた協定に入らなくてもすでにブルネイでまで日本の漫画が書店に並んでいるんだから今までの貿易のやり方で足りなければ少しずつ改善していけばいいのでは?と思うのですが、賛成派の方たちはどうしてもTPPじゃなければいけないかのような感じですね。
なぜこちらの記事にこんな書き込みをしたかというと、その投稿にコメントをしていたやまと新聞のWEB記者という方のコメントが非常に気になったからです。
その方はTPPも消費税増税もなぜそんなに騒ぐのかさっぱりわからないと仰られていました。
要はTPPも消費税増税も賛成とのこと。
それを見て、やまと新聞という所も経済以外は保守的なのかもしれないけど、経済に関しては新自由主義的考えの人が多いのだろうかと疑問を感じました。
多くの保守派の方が新自由主義に染まり、日本の保守派はバラバラになっています。
なぜもっと経済についても保守主義の経済論を学ばないのか、三橋貴明さんらが懸命に広めてくださっているおかげでネット上に理解者は増えていますが、どうもまだまだメディア関係者には新自由主義者が多く、それが今とても心配です。
TPPに関する考え方は色々と有ると思います。私も個人的には翔さんの考えに賛成です。
ただ私の経験も踏まえての話で恐縮ですが、TPPは決して負の部分ばかりでもないと思います。どういうことかというと、余りこういうことを書くと保守派じゃない反対派に火に油を注ぐような感じになってしまうかもしれないのですが、TPPに関して保守派の意見が分かれ分断してしまっては元も子もないので、私見ですが述べさせていただきます。
TPPで確かに様々な不安要素が有り、それらによって日本人が苦渋を飲むような結果をもたらすかもしれません。ただそれは我々が我慢し、それらを跳ね除けるぐらいの気概があればなんとかなるかもしれない。
しかし今日本に蔓延っている戦後から続いている様々な弊害により、拝金主義や資本主義にどっぷりつかり、恐らく生きているうちには目を覚まさないであろう人達の目を覚ますだけの衝撃になるかもしれない点です。
私自身今まで、そういう人達に色々と説いてきたつもりですが、話はとりあえず聞いても、理解しようとはしません。なぜなら彼らは今の状況に満足しているからです。そういう状態にある人はまず、余程なことがない限りは目を覚ますことは有りません。
私は家族に長々と私の知ったことを説明してきましたが、未だに自分から調べようとはしませんし、理解しようともしません。取りあえずは私の説明に納得したようなそぶりを見せますが、実際は話に付き合いたくないから取り合えず理解したフリをしているだけです。残念なことですが、これが現実です。もちろん理解してくれないから怒ったりとかまくしたてたりとか、そういう事はしていません。親が子に諭すようにやさしく分かりやすく丁寧に筋道を追って説明しても、今の自分達の生活を壊したくないという想いが一番にきてしまうからです。普段から色々と今の社会のあり方に疑問を持っている様な方でもないかぎりは、自分で考えて理解して貰うということは、それほど難しいことなのです。
長くなりましたが、TPPは頑張る人は報われる制度であり、そうでない人は淘汰されるシステムだと私は思っています。そして保守的というか真に日本の何たるかを考えている人で頑張らない人は居ないし逆境にも強い、一方保守的ではなく利権や保身に走る人は・・・、と、勿論その限りではないですが、今の日本の癌を治療するには荒療治ですが有りかもと考えています。
毒を持って毒を制す、勿論私達も毒を飲む必要が出てきますが、死ぬほどの毒かどうかが問題であって、ちょっと体調を崩すぐらいの毒なら、それ以上にひどい病状を治せる毒を飲むのもひとつの手だと言えないでしょうか。
私は、神道、武士道こそ日本の繁栄の源だと考えています。
そしてそこには自己犠牲の精神が有り、今の大多数の日本人に足りないものでもあります。戦後の物質的な豊かさを守っているようでは日本人の精神性は取り戻せないと私は常々思いますが、経済面で他国から劣るようでは精神性だけ取り戻しても国は滅ぶかもしれません。その辺りを巧く運ぶことが出来るのが政治家だと思います。なので今は安倍総理の一挙手一投足を見極めつつ、ひたすら彼を支持することが良いかと思われます。