初優勝を喜ぶ高専八代の出場チームのメンバーら=熊本空港
高専八代の出前ロボット。大会にはせいろの受け取りロボットとセットで出場した(高専八代提供)
テーマは「出前迅速」。そばのせいろを3分間で運ぶ数を、予選を勝ち抜いた25チームによるトーナメント戦で競った。
コースには傾斜など障害物があるため、高専八代のロボットは振り子の原理を利用した制御機能を付けたり、安定感あるタイヤを3Dプリンターで作ったりするなど工夫を凝らした。初戦の2回戦を競り勝つと準々決勝、準決勝ともに快勝。決勝も44-12で旭川高専を危なげなく退けた。
同校は、最もテーマにふさわしいロボットを製作したチームに贈られる「ロボコン大賞」も受賞した。
顧問の山下徹准教授は「5月からみんなが一丸となって取り組んできた成果」。チームリーダーの水永悠介君(5年)は「努力した甲斐があった。会場の応援も力になった」と声を弾ませた。(藤本雅士)
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