阿部峻介
2014年11月25日12時12分
「全聾(ぜんろう)の作曲家」として活動していた佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏が楽曲を別人に作らせていたことが発覚し、公演が中止に追い込まれたとして、大阪市の企画会社「サモンプロモーション」が佐村河内氏に約6千万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。25日に第1回口頭弁論があり、佐村河内氏側は請求棄却を求めた。佐村河内氏の代理人弁護士は「詳しい主張は今後の弁論でしていく」としている。
サ社側の代理人弁護士によると、佐村河内氏の代作問題をめぐる訴訟が起こされたのは初めて。
訴状によると、サ社は昨年6月~今年2月に初めて佐村河内氏の全国ツアーを企画。その後も公演を予定していたが、2月2日、佐村河内氏から「償いきれないほどの裏切りをした」とするメールが届いた。数日後、週刊誌に代作疑惑の記事が載り、佐村河内氏の代理人弁護士も公表。サ社は5月10日までに東京や北海道、福岡などで開くことにしていた「HIROSHIMA」「ピアノ・ソナタ」の計14公演を取りやめ、販売済みチケットを払い戻したという。
サ社側は訴状で「佐村河内氏が自ら作曲したと信じていた」と主張。公演中止で失った利益や広告費などの支払いを求めている。(阿部峻介)
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
朝日新聞デジタルをフォローする
PR比べてお得!