2014年10月17日 18時42分

生活保護費減額の取り消しを求め那覇市で9人が提訴

2013年8月に行なわれた生活保護費の減額処分の取り消しを求めて、那覇市在住の生活保護受給者たちが那覇市を相手に裁判を起こしました。那覇地方裁判所に提訴したのは生活保護を受けている那覇市に住む30代から70代まで男女9人の原告です。

原告は2013年8月に生活保護費が減らされ憲法25条で定める「健康で文化的な最低限度の生活」ができなくなったとして那覇市を相手に裁判を起こし、生活保護費を引き下げる処分の取り消しを求めています。

原告の女性は「せめてこれ以上の(生活保護費の)引き下げをやめてほしい。でないと健康が維持できなくなる」と話します。原告の1人の70代の女性は「夏場には電気代の支払いが心配でエアコンをつけられず、熱中症になったこともあった」と生活保護費が引き下げられたことで苦しい生活を強いられている状況を訴えました。

qablog-mono.pngCopyright © QAB. Ryukyu Asahi Broadcasting Corporation. All rights reserved.
  No reproduction or republication without written permission.