ある日、南カリフォルニアの民家で一羽の傷ついたフクロウがみつかりました。

住人が病院に連れて行ったところ、フクロウは盲目のため飛びながら壁にぶつかってしまったことが分かりました。そして調べてみるとこのフクロウには驚くべき特徴があることが分かりました。

それは盲目の澄んだ瞳の中にまるで宇宙のような光景が広がっていたのです。フクロウはその瞳の神々しさからゼウスと名付けられました。

ゼウスは盲目のため、自然に返すことは困難と判断されカリフォルニア州のワイルドライフ・ラーニング・センターで暮らすことになりました。現在は同センターの創立者ポール・ハンさんの机がお気にいりだそうです。

宇宙の瞳をもったゼウス。目は見えなくても好奇心いっぱいだそうです。これからも優しいセンターの人達に囲まれて幸せに暮らせるよいですね。