非実在小学四年生のもう一つの闇、「他のNPOも同じようなもんじゃないの?」という雰囲気

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連休中に大いに選挙界隈、ネット界隈を騒がせることになった、偽装小学四年生による「#どうして解散するんですか?」が、実はNPOの代表がやらかしていて、しかも今年の1月あたりから色々と立案していたことが記録で明らかになった件。詳しくは【「小学校四年生」の心理内情は小学四年生では無く、中高生のそれに近い】で説明しているけれど。今件で問題になりそうな話が、とりあえずもう一つ。しかもこれ、結構深刻な話。

今回やらかしたのが普通のサークルなり団体ならまだ問題は無かった。ところがNPOという、社会貢献的な事を行うイメージが強い、法的にも色々と保護されている組織が事実上やってしまったものだから(現時点では組織的犯行は否認しているけれど、団体の名前やリソースを使って各種手続きが行われていること、代表がその行為を実施したことなど、状況証拠は続々と挙がっており、「事実上の」という言葉を使えば問題は無いものと考えられる)、「もしかしたら他のNPOも同じようなざる的な運営なんじゃないの?」と疑念の目を向けられてしまう。


NPO法人は元々以前から数多く存在しているし、確率論的な意味でもちろん問題視される行為をしてしまったり、実際それが元でお縄になったり解散してしまう事案もある。震災の後はNPOの活躍に注目が集まったこともあり、その分、「やらかしNPO」には鋭い目が向けられ、NPOそのものにも厳しい姿勢が取られることになる。実行動というわけでは無いけれど、NPOの肩書を悪用するかのように、それをさも正しい内容であるかのような形で放言を繰り返す人もちらほら見受けられるようになったし、ね(当方も正直、その類を複数見ているので、昔と比べてNPOという存在に対する敬愛の気持ちは減退してしまっている。残念ながら)。

で、今回のような所業がなされ、しかも発覚した後も適切な対応が取られていない状況を見るに、「やっぱりNPOってやりたい放題の隠れ蓑なんだな、しかも公金使ってるし、色々と保護されているし」という疑いがかけられてしまい、全体的なイメージが悪化する。誠実に活動しているNPOがほとんどなのに、こういった話が出ると全体が迷惑をこうむる。

だからこそ、厳しく対処をしなきゃならない。一部では擁護をしたり、褒める筋もあるけれど、そんなのはとんでもない。上記の通り1年近く前からの立案による実行でしかないし、


......の指摘にもある通り、世の中を舐めた、人の善意を逆手にとった行為でもあるから。人の善意を期待するという点で、NPOの存在理由であり活動のエネルギーでもある部分を冒涜したのに等しいのだよね。

            

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このページは、不破雷蔵が2014年11月25日 06:52に書いた記事です。

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