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長野県発「えのき氷」って? どんな料理にも使えて健康にも嬉しい

2014年11月25日 08時00分

ライター情報:古屋江美子

先日、東京・銀座に新しくできた長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」で、ちょっとユニークな商品を見つけた。その名も「えのき氷」。えのき茸の生産量が日本一である長野県中野市の名物らしい。

「えのき氷」とはその名のとおり、えのき茸をペースト状に煮出して凍らせたもの。商品の原材料表記も“エノキタケ(エノキタケ60%、水40%)”のみ。非常にシンプルだ。
えのき氷(350g/385円税抜※銀座NAGANOでの価格)

製氷皿のようなパックに入っている

商品を開発したJA中野市に話を聞くと、「えのき氷」自体は2007年にJA中野市の阿藤組合長が開発したものだという。当初は作り方の普及につとめていたが、「調理に時間がかかるため商品化してほしい」という声も多く、2011年8月に製品化。いまや地元ではコンビニやスーパーでも販売しているポピュラーなアイテムなのだとか。

おすすめの使い方は?
「味噌汁やスープに入れるのが定番です。他に、カレー、玉子焼きに入れる方もいます。料理の味付けをじゃましないので、どんな料理に使ってもOKです」

実際に私もカレーや味噌汁に入れてみたが、クセがないので味が悪目立ちすることもなく、使いやすい。むしろ、味がまろやかになって風味が増した気がする。
作る際に混ぜて一緒に加熱する。カレーや味噌汁のほか、たまご焼きやてんぷらにも合うそうだ

「えのき氷」誕生は、2005年におこなわれたえのき茸の機能性実証試験がきっかけ。
「被験者100名で“血流改善効果”の試験をおこなったところ、良い結果が出ました。昔からガン予防効果など、えのき茸の健康効果は言われてきましたが、この試験によって毎日食べ続けることが健康に良いことがわかりました。そこで手軽に毎日食べ続けられるようにするにはどうすればよいか? と考え開発しました」

えのき茸の機能性試験は、「血流改善」の他に東京農大の江口教授との共同試験で「血清脂質改善効果」「花粉症改善効果」「抗高血圧効果」「糖尿病予防効果」が実証されている。
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ライター情報: 古屋江美子

フリーライター。旅とグルメを中心にウェブや雑誌で執筆中。地元山梨びいき。
好物=昼寝、ビール、読書(どれもビーチかプールサイドなら尚良し)

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