2014.11.25 10:00(2/5ページ)

【出動!特命記者】大リーガーの給与事情 マー君への振込み、1億4515万円ずつ月2回

特集:
田中将大
岡島秀樹投手

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 給料日は、月に2回。しかも1回につき、球団から銀行口座に振り込まれるのは1億円ナリ。外れのない宝くじのような話が…あるのです。今季、ヤンキースで活躍した田中ら現役メジャーリーガーは、給料や金銭感覚に関してもスケールが大きすぎる。

 ヤ軍の給料日は基本的に、キャンプが始まる2月からシーズンが終わる10月までの9カ月間、10日と25日の月に2回。ドル建てで、各選手の銀行口座に振り込まれる。その額は、「年俸÷18(9カ月間×月2度)」ということになる。

 田中がヤ軍と今季から結んだ契約は、7年総額約182億9000万円(以下すべて1ドル=118円で換算)。あくまで単純計算だが、1年あたりの平均年俸は26億1285万円。それを18で割ると、1回当たりの支給総額は1億4515万円。税金などが引かれ、手取りは、この5~6割ほどになるようだが、庶民からすれば、現実離れしたうらやましい限りの額なのは間違いない。

 メジャーリーガーの「給与明細」は、給料が振り込まれた日に、球団職員から各選手らに配布される。薄めの用紙に、書き込まれている諸項目は、日本のサラリーマンのそれと大差ないという。基本支給額、インセンティブ(出来高)に始まり、そこから引かれる所得税(連邦個人所得税、州所得税)、選手会費、罰金ほか、球団を通じて友人らのために手配した観戦チケット代や、個人で購入したグッズ代などにいたるまで漏れなく天引きされているという。球団は高額な給料を支払う代わりに、“取り立て”はシビアだ。

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