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札幌のチーズ工房が初参加で金賞ダブル受賞-イタリアのメディアでも話題に

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受賞を喜ぶチーズマスターのジョバンニ・グラツィアーノさん

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 国産ナチュラルチーズコンテスト「JAPAN CHEESE AWARD'14」がホテルメトロポリタンエドモンド(東京都)で10月30日に開催され、「ファットリアビオ北海道」(札幌市白石区平和通12、TEL 011-376-5260)のチーズが金賞2つ・銅賞1つを獲得した。

地元イタリアの新聞にも受賞の様子が掲載された

 NPOチーズプロフェッショナル協会が主催する同コンテスト。北海道から沖縄まで国内でナチュラルチーズを生産する61社121種類の中から、同社が出品したリコッタチーズとカチョカバロが金賞を、モッツァレラチーズが銅賞を受賞した。

 審査は、チーズプロフェッショナル検定に合格した「チーズ評価」のトレーニングを受けた同協会の会員78人と、各チーズ工房から参加希望した6人の計84人の審査員がブラインドで試食して投票する方式。

 ファットリアビオ北海道は今年3月に創業したばかりの新しい工房。生産を指揮するイタリア人チーズマスターのジョバンニ・グラッツィアーノさんは、「イタリアのチーズの味を信じて作り続けて良かった。ありがとう日本!」と受賞の喜びを爆発させた。

 ジョバンニさんは、イタリアカラブリア州で4代続く大規模自然農場「ファットリアビオ」でチーズマスターとして15年の経験を積んできた職人。初めて訪れた日本で札幌に移住し、イタリアの伝統的なチーズ手法を駆使して、北海道産の牛乳を原材料にイタリアのフレッシュチーズ文化を広めている。ジョバンニさん自ら、デパートの物産展やスーパーの店頭に立つこともある。

 同コンテストの受賞はすぐにイタリアの「ファットリアビオ」にも伝えられ、地元新聞のトップを飾るなどイタリアのチーズが日本人に認められた喜びに沸いている。

 高橋廣行社長は「今後も北海道の食材にどのように付加価値をつけるかという課題に取り組み続け、北海道の乳製品をさらに世界に誇れるものにしたい」と抱負を語る。

 同社のチーズは主にレストラン向けに提供しており、パークハイアット東京のニューヨークグリル&バーとジランドールなど都内レストランや札幌ファクトリーのテルツィーナ、果実倶楽部818などのレストランで食べられる他、同社通販サイトなどで販売している。

 価格はリコッタチーズ(250グラム)=1,000円、モッツァレラチーズ(125グラム)=650円。

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