こんにちは、紳さんです。
人物紹介:紳さん Web業界未経験にも関わらず、LIGに入社して3年間も働いた。主に会社の広報活動や広告コンテンツの企画・制作を担当。この記事の執筆を最後に退職し、その後の所在は誰にもわからない。ちなみに、この写真は西郷隆盛像である。 |
最近は露出もめっきり減っていたので、僕のことを知らない方もいらっしゃるかと思います。
僕は3年間、LIGという会社に勤め、さまざまなことにチャレンジしてきました。会社のブログをリニューアルして面白系の記事を更新したり、少しイカれた感じの広報担当者を影で支えたり、会社が楽しくなるように各種イベントを開催したり……。
そして、個人的なことにもLIGブログを利用し秒速結婚したことなど、今では良い思い出です。
僕にとってLIGという会社は、恩人であり、思い出の場所であり、大切な仲間としのぎを削った戦場でもあります。
そしてこの度、僕はこの素晴しい会社を退職することにしました。退職の理由については当記事でゆっくりと説明をしていきたいと思うのですが………
あっ! そんなことより、ほら、見てください。あの西郷隆盛像。
よーく見ると……
無数の小さな傷がありますよね?
そう、この場所、上野公園は僕がLIGに入社して一番最初に関わったコンテンツの撮影現場でした。あの時はエンジニアの鳥よしが結婚するということで、お祝いのムービーを制作しました。
参考画像:鳥よし
………3年前のあの日も、このような傷を見つけては「なんか、小さな傷があるね。」と、大した盛り上がりも見せなかった思い出があります。実に懐かしい。
参考画像:鳥よし
……………。
そう、この独特な木にもたくさんの思い出があります。
あれはまだ、LIGという会社の目指すべきところがなんなのか、イマイチわかっ……
……んっ?
………。
1万円札が……
……なつかしいなぁ。まだ落ちてたんだ。
あの頃のまま、3年間も色褪せることなく。
すっかり、センチメンタルな気分になっちまったぜ……。
思えば3年前、29歳で定職につかず、フラフラしていたところを拾ってくれたのが、LIGという会社でした。
長野県のド田舎で、パソコンもスマートフォンも持たずに、TwitterもFacebookも知らない素人の僕を、小さなWeb制作会社が自社メディアの担当者として雇ってくれたのです。
あっ! 見てください。
あそこに、お腹を空かせて今にも飢え死にしそうな子供が倒れていますよ?
……えっ? そんな子供の姿なんか見えないって?
確かに、肉眼では見えないかも知れませんね。でも、確かにいるんですよ。
本当は皆、知っているはずです。僕が指差した方向にはアフリカ大陸があり、飢餓や貧困、感染症などに苦しむたくさんの子供たちがいることを。
目の前に餓えて苦しむ子供がいたら、手を差し伸べるでしょう。誰だって、そうするはずです。
しかし、目の届かない範囲のことになると、途端に他人事になってしまいます。助けを求める人がいることを知りながら、自分にはどうしようもないことだと、諦めてしまいます。
もし、飢えて苦しむ子供を拾い上げ、豊かな国に連れていき、何一つ不自由のない生活を与えてあげたとしましょう。
その子供が成長し、大人になったとしたら、どういった行動を取るのでしょうか。
一生、この豊かな国で生活をしたいと思うのでしょうか……?
FacebookやTwitter、メールなどで応援のメッセージをくださるなど、皆様の支えがあったからこそ、企業の公式ブログでありながらものすごくエッチな写真や文を掲載する等のいろいろな無茶をすることができました。
また、結婚の際にはたくさんのお祝いの言葉、お祝いの品をいただきありがとうございました。あれから1年と7ヶ月が経ちますが、嫁とは今でもラブラブで、ものすごく仲の良い夫婦関係を続けています。
結婚した当初はガチギレしていた僕の両親、そして嫁の母親とも今ではすっかり仲良くなって、本当に幸せな毎日を過ごしています。
3年間の活動を通して思うことですが、普通は企業ブログの記事でここまで自由にやらせてくれるところはないので、やっぱりLIGという会社はどこかおかしいと思います。
僕はいなくなりますが、今後ともLIGブログをよろしくお願いします。
本当に、ありがとうございました。また会う日まで、さようなら。
2014年11月25日 竹内紳也