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【阪神】鳥谷、残留も!メジャー契約オファーなし

スポーツ報知 11月25日(火)7時3分配信

 海外FA権を行使し、米大リーグ挑戦を目指す阪神・鳥谷敬内野手(33)が24日、健康診断のため甲子園のクラブハウスを訪れ、自身の去就が長期化することを明かした。現時点でメジャー契約のオファーは届いていないもようで、12月8日(日本時間9日)から行われるウインターミーティングでも苦戦は必至。大型契約を提示する猛虎に残留の可能性が出てきた。

 あこがれのメジャー挑戦か、残留か。鳥谷が、自身の去就について口を開いた。12月上旬の決着について問われると「決まることはないと思います」ときっぱり。揺れる心境が、短い言葉からにじみ出ていた。

 FA問題が長期化する背景には、米大リーグからの評価がある。今月上旬のGM会議ではナショナルズ、アストロズなどが鳥谷への興味を示していたが、米球界関係者によると、現時点でメジャー契約のオファーは届いていないという。投手や外野手に比べると、海を渡った日本人内野手が結果を残せていないことなどが影響しているとみられる。現地時間8日に始まる米ウインターミーティングでも苦戦は必至で、好条件を勝ち取れるかは微妙な状況だ。

 鳥谷は代理人契約を結ぶスコット・ボラス氏に「メジャー契約で、レギュラーとしてプレーできるところ」と要望。裏を返せば、マイナー契約なら縦じま残留が現実味を帯びてくるということだ。阪神は年俸3億円からのアップ提示と複数年の大型契約で慰留しており、条件面では米球界を大きく上回っている。

 この日はチーム関係者が甲子園に集結しており、和田監督らとも顔を合わせたもようだ。球団の誰もが主将の残留を願っていることは言うまでもない。海外FA宣言した立場を考慮し、22日のファン感謝デーは欠席したが、今後はNPBアワーズ、ゴールデン・グラブ賞の表彰式には出席する予定。長期化は避けられないが、鳥谷の決断に注目が集まる。

最終更新:11月25日(火)7時30分

スポーツ報知

 

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