ロッテが、楽天のアンドリュー・ジョーンズ外野手(37)の獲得調査を行っていることが24日、分かった。今季、キューバから途中入団したアルフレド・デスパイネ外野手(28)の来季残留が決まらず、流出に備えた形だ。
ロッテの基本線は、あくまでデスパイネとの再契約。シーズン終了直後に林球団本部長がキューバに渡ったものの、「12月末まで待ってほしい」の一点張り。一方でオリックスをはじめ複数球団が獲得に関心を示しているとされ、仮に競合となればマネーゲームに発展する恐れもある。
ジョーンズも、楽天との残留交渉が進んでいない。今月末で締め切られる来季の保留選手名簿に残らず、12月にいったん自由契約となる可能性もある。今季は打率、本塁打、打点のすべてで数字を落としたが、リーグ1位の118四球で、同3位の出塁率・394は魅力的だ。
ジョーンズの今季年俸は4億円だが、ダウンは受け入れるもよう。ロッテの球団幹部もデスパイネが優先としつつ「確かに日本国内にも、“いい外国人選手”はいます」という表現で、獲得候補に入っていることを認めた。ヤクルトにFA移籍する成瀬の補償金に加え、上限2億円とされる“デスパイネ資金”をジョーンズに回すことができる。
(紙面から)