2014年5月11日、政治スクール『民主党大学』のプレイベントが東京・新宿の京王プラザホテルにて行われ、定数を超える358人が参加しました。
第一部のパネルディスカッションには、“尾木ママ”の愛称で知られる法政大学教授の尾木直樹さんを迎えました。民主党からは衆議院議員の細野豪志氏が、若者代表としては学生団体『僕らの一歩が日本を変える。』の代表・青木大和さんが出席しました。
尾木さんは母の日にちなみ、胸にカーネーションを付けて登場。「素の自分がママなんです。63歳でママと呼ばれるようになるまでは、(堅いキャラクターを)つくっていた」と話し、“ありのままに今を輝くこと”の重要性について展開しました。
細野氏は政治の役割を「誰もが幸せをつかむ権利を得ること」と示したうえで、「今の若い世代は、我々の若いころよりも社会に向き合っている。しかし唯一、政治と向き合ってくれない」と危惧。それを受けて尾木さんは「政治が、日本の進む方向を示していない」と指摘しました。続けて「終身雇用制が崩壊し、自分でキャリアを築かなければならない時代において、本当は政治が重要なんです」と語りました。
一方、青木さんは「私たち若者が政治に歩み寄るだけでなく、政治家側からも歩み寄ることが大事だ」と主張。議員のtwitter発信について「皇居周りを奥さんと自転車で回ったという細野さんの発信のように、政治家のパーソナリティがわかるツイートが、政治を身近に感じさせる」と評価しました。
イベント冒頭では海江田万里代表が登壇しました。多くの若者を含んだ参加者に向けて「投票権のない人も含めて若い人のことを考えている政党なのに、それが若い世代に伝わっていない」と語りかけ、「私たちは『共生社会』を掲げており、未来に対して責任を持つ政党だ」と訴えました。