【1 + 2 + 3 + 4 + … = -1/12 を分かったつもりになりたい】

1 + 2 + 3 + 4 + … が -1/12 となると聞いたとき、たいへん驚きました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/1%2B2%2B3%2B4%2B%E2%80%A6
そこで質問(a)(b)です。

質問(a) 「この数式が成り立つ」理由は?

[1] 「足す」の意味が、普通の数学と違う
[2] = の意味が、普通の数学と違う
[3] 1,2,3、もしくは -1/12 の意味が、普通の数学と違う
[4] 無限を扱うと、この程度の不思議さは当たり前にある
[5] これが成り立つのは普通の数学ではない、特殊な数学である
[6] [1]~[5]のどれでもない

質問(b) この不思議さと同等の不思議さを、自分でもわかるような数学の例に置き換えて説明してください。

たとえば回答例です。
 (a)・・・[5]
 (b)・・・リーマン幾何学は、平面ではなく球上の幾何学なので、三角形の内角の和が180度より大きくなるようなもの

それでは、よろしくお願いいたします。

※諸注意を補足欄に書きます

回答の条件
  • 1人3回まで
  • 13歳以上
  • 登録:2014/11/25 01:42:18
  • 終了:2014/12/02 01:42:18
id:lionfan2

[6]の場合、無理矢理でOKなので、まだしも[1]~[5]のどれに近いかを教えてください。

[1]~[5]中の「普通の数学」の意味は、「高校までで学んだような数学や、それを自然に拡張した数学」くらいの意味です。「自然に拡張」には、できれば突っ込まないでください。

[4]と答える方は、この数式の不思議さは、自分には「ヒルベルトの無限ホテル」系とは別種の不思議さに思えますので、そこも説明いただけると助かります。

三浦俊彦の本で、バナッハ・タルスキーの定理が成り立つのは、球を「分割する」の意味が通常と違うからだが、それはたとえば自然数 2 を、 1+√2, 1-√2 と無理数に分割できるようなものだ・・・といった説明があり、えらく「わかった」気分になりました。そのような説明だったら最高ですね!!

回答(1件)

id:lionfan2

質問文を編集しました。詳細はこちら

id:MIYADO No.1

みやど回答回数2ベストアンサー獲得回数12014/11/25 07:24:58

(a) [6]です。これは「無限和」が通常の意味ではありません。「足す」を無限和の意味に解釈すれば[1]です。

高校では無限和は部分和の極限として定義され、それ以外にはありません。その意味では∞(あるいは+∞と明記)です。高校でそれ以外の答えをしたら間違いになります。大学でも「普通は」その意味ですが、別の意味の無限和も定義すればあります。-1/12というのは正に別な意味です。


(b) もっと簡単で代表的な例として、

1-1+1-1+…

は通常の意味では定まりません(振動)が、別な意味では、例えば第n項までの部分和をSnとして(S1+…+Sn)/nの極限と定義するならば1/2です。


> 三浦俊彦の本で、バナッハ・タルスキーの定理が成り立つのは、球を「分割する」の意味が通常と違うからだが、

実際の物体を分割するわけではありません。実際の物体は素粒子からできています。

> それはたとえば自然数 2 を、 1+√2, 1-√2 と無理数に分割できるようなものだ・・・といった説明があり、えらく「わかった」気分になりました。そのような説明だったら最高ですね!!

そんなことより更に強引です。それは「具体的な」分割方法は数学的にすら示せません。

id:lionfan2

みやど様、了解です。ありがとうございます。

ちなみに、三浦俊彦の本ではご指摘の部分は説明されていたかと思います。
ですので、彼の本には責任は無いです。
いま旅先で、記憶で乱暴な要約をしてしまい、申し訳ございません。

彼の本で、バナッハ・タルスキーの定理は、球の 移動・回転・分割 のどこに
この定理が不思議さを生み出すのかの説明があり、「分割」にあると特定し、
読者が抱くであろう、具体的な分割方法を示せないことの不思議さを緩和するために、
筆者が困惑しつつも、例として挙げていた部分でした。

2014/11/25 08:20:38
  • id:jislotz
    私は大学で落ちこぼれた人間で回答するには分不相応だし、
    自分が思うことを(a)とか(b)とかに分けて書くのが面倒なのでコメント書きます。

    wikipediaのそのページのラマヌジャンの説明は、分かりにくい。

    http://www.geocities.jp/x_seek/zeta.html
    の、F = "1−1+1−1+ · · · "から始まる部分の説明だと、分かりやすいと思った。
    −3S = 1/4で、S = −1/12というところまでは。

    でも、その次のステップに論理の飛躍を感じます。
    1,2,3,……のように増えていくように見えている数は、
    実はサインカーブのごくごく最初の方だけを見ているから
    そういう風に増えているように見えるのであって、
    スケールをものすごく大きくすると、その先はサインカーブが減衰している。
    っていう考え方を導入して説明している部分。

    高校物理の計算なんかでよく、
    sinxのxが十分に0に近いときに、sinx≒xの近似式を使って答えを出しますが、
    減衰していくサインカーブの0付近でも同じ近似式は成り立つので、
    近似できる部分の先を考えると……?と思うと、上記の考え方の導入に納得がいきました。
  • id:jislotz
    http://www.geocities.jp/x_seek/zeta.html
    をよく見たらべつにサインカーブだとは一言も書いてなかった。
    でもグラフの画像見たらサインカーブだと勘違いしてました。ごめんなさい。
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