日向市の産廃公害問題、現地調査報告


 住友金属鉱山の直系子会社である日向精錬所が、ステンレス製造に伴うニッケルの産業廃棄物、フェロニッケルスラグを「製品」と偽って、日向市富高西川内の山林に不法投棄し、公害被害を訴える主婦を逆告訴、損害賠償請求するというスラップ訴訟問題について現地調査したので報告します

 フェロニッケルスラグは産業廃棄物であって「製品」というのは真っ赤なウソです
 黒木さんの耳にも、何一つ事前説明もないまま「西川内一帯が日向精錬所のゴミ捨て場になる」という情報が入っています
 宮崎県と日向精錬所は、産業廃棄物取扱法に完全に違反しており、環境基準の数百倍という鉛などの有毒汚染物質を日向市の上水源に不法投棄しているのです
 これは明らかに深刻な産業犯罪です!


@ 投棄現場の住所

 日向市富高西川内 観音菩薩バス停の南側の山林 
 黒木さん実家と投棄現場の距離は100mくらいだが、50m以上の高度差があるため粉塵がまともに押し寄せていた
 しかし、すでに大半が終了
 富高保育園前と奥の伐採現場は、まだ投棄が行われていない

地図


A 黒木さん実家前の投棄現場




内部の様子 大半が投棄終了と思われる


この場所と西川内地区の集落と、わずか100mしか離れておらず50m以上投棄現場が高いため、まともに粉塵が押し寄せる

搬入路は、先の交差点を左折し50mほど先にある


投棄現場から沢に流れ出る汚水




この地点から沢に白濁した汚水が流れ込み異様な白い泡ができている
何度確認しても魚影は皆無だったので、おそらく有毒性があり死滅したのではないか?




富高保育園から、わずか300mほどの山林で準備作業をしている産業廃棄物埋め立て地

通常、このような根こそぎ皆伐は、降水に極端に弱くなり山肌が崩れやすくなるため、廃棄物投棄などの目的がない限りやることはない
明らかに、ここにもフェロニッケルスラグが投棄される
保育園児達に直接、公害被害が及ぶことだろう