韓国大学入試で2問の出題ミス、当局トップが引責辞任
今月行われた大学修学能力試験は、65万人近くが受験した。しかしその後、受験生や両親から出題ミスに関する苦情が同院に多数寄せられていた。
韓国では一流大学に合格することが就職から結婚まで若者の人生を左右する。そのため受験生だけでなくやその家族は同試験の準備に10年近くを費やし、受験勉強の重圧が大きいだけでなく家計への圧迫も少なくない。
テレビ会見した黄教育相は、「深い遺憾の意を表する。出題プロセスを緊急に改善する必要があると認識している」「なぜ出題ミスが起きたのか調査する」と陳謝した。
当局の声明によると、出題ミスがあった2問について、それぞれの問題に正解となりえる答えが2つあったが、どちらも正解とみなすという。韓国メディアによると、この決定により最大4000人の受験生のランクが1つ上がる見込みだ。
【翻訳編集】AFPBB News