台湾・屏東県の児童ら、愛してくれた日本人おばあちゃんの死を偲ぶ
(屏東 24日 中央社)屏東県の竹田小学校で24日、「体は日本にあるが、心は竹田(小学校)にある」と長年、同校の児童に愛情を注いできた日本人女性、水谷雪さんを偲ぶ追悼式が行われた。
第二次世界大戦中、竹田村の野戦病院(現・竹田小学校)で夫をなくした彼女は30数年前からその愛情を同校の子どもらに惜しみなく注ぐようになった。2年に1度のペースで竹田小学校を訪れて、図書や設備、寄付金などの援助をし続けていた。
2009年に90近くの高齢で訪台し、人生最後の台湾訪問となるだろうと語っていた水谷氏は、今月22日に94歳で他界した。告別式は日本時間24日午前12時に営まれ、台湾の子どもたちは感謝の意を伝えようと同時刻に“雪おばあちゃん”を偲んだ。
地元から名誉市民ならぬ名誉村民1号の称号を与えられ、また同校児童の誰もが気軽に口ずさめる歌も作られるほど、竹田村の人々に愛されていた水谷さん。夫の魂と会えるように、夫が贈ってくれた指輪を同地に埋めたいとの生前の願いを叶えるべく、学校側が現在、積極的に作業を進めている。
(郭シセン/編集:荘麗玲)
第二次世界大戦中、竹田村の野戦病院(現・竹田小学校)で夫をなくした彼女は30数年前からその愛情を同校の子どもらに惜しみなく注ぐようになった。2年に1度のペースで竹田小学校を訪れて、図書や設備、寄付金などの援助をし続けていた。
2009年に90近くの高齢で訪台し、人生最後の台湾訪問となるだろうと語っていた水谷氏は、今月22日に94歳で他界した。告別式は日本時間24日午前12時に営まれ、台湾の子どもたちは感謝の意を伝えようと同時刻に“雪おばあちゃん”を偲んだ。
地元から名誉市民ならぬ名誉村民1号の称号を与えられ、また同校児童の誰もが気軽に口ずさめる歌も作られるほど、竹田村の人々に愛されていた水谷さん。夫の魂と会えるように、夫が贈ってくれた指輪を同地に埋めたいとの生前の願いを叶えるべく、学校側が現在、積極的に作業を進めている。
(郭シセン/編集:荘麗玲)