※イメージ画像:『佐々木希 in 「天使の恋」』角川メディアハウス

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 21日夜に放送されたドラマ『黒服物語』(テレビ朝日系)で、女優の佐々木希(26)がミニスカサンタコスプレと、人気ジャニーズタレントとの過激なベッドシーンを公開した。今回の放送分では、ドラマの舞台であるキャバクラ・ジュリエットで"制服デー"が催され、そのシーンでは、AKB48の柏木由紀(23)がナース、入山杏奈(18)はキャビンアテンダント、グラビアアイドルの筧美和子(20)が女子高生に扮するなど、豪華なキャスト陣によるさまざまなコスプレ姿が披露され、ネット上で大いに話題となっている。

 特に、主演としてNo.1キャバクラ嬢の杏子を演じる佐々木は、胸元の大きく開いたノースリーブのトップスに超ミニスカートを履き、足元は黒いハイヒールというセクシーなサンタの衣装を見事に着こなし、圧倒的な存在感を放っていた。また、今回の放送では黒服役で出演している男性アイドルグループ・Sexy Zoneの中島健人(20)とのベッドシーンがあったのだが、キャミソール姿の佐々木が、中島の衣服をゆっくりと脱がせ、指を絡めながらキスを繰り返して抱き合う濃厚なラブシーンなどし、多くの視聴者を驚かせた。

 佐々木といえば、10代のころから人気モデルとしての活躍し、現在では順調に女優業をこなしている印象だが、その評価には厳しい声がかかることもある。20日に発表されたgooランキングでも、「演技が下手だと思う女優ランキング」で1位に選ばれるほど。彼女には「顔は可愛いけど...」という声がつきまとうことが多い。

「女優ですから期待する方がおかしいのかもしれませんが、ドラマや映画の宣伝でバラエティ番組に出演しても、アドリブを交えたトークなどを披露することは稀では、制作サイドからの評判はあまりよくないようです。かつて佐々木さんは人気バラエティ『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の"ゴチメンバー"として出演していましたが、リアクションがすべてといえるグルメ企画にもかかわらず、存在感を示すことができませんでした。また、女優としても長らく"棒読み女優"といった声も大きかったですね。とはいえ、モデルから女優に転身した人にはこうしたレッテルが貼られるものですから、そんな中、ドラマに出演し続ける佐々木さんには一定の評価と需要があるのは間違いありませんが...」(芸能関係者)

 世間的には女優としてまだまだ未熟と見られているが、そうした評価も、アメリカの映画情報サイト「TC Candler」が2010年に発表した「世界で最も美しい顔100人」で33位にランクインするなど、抜群のルックスを持つ彼女だからこその風当たりの強さなのかもしれない。モデルから女優へ、美女の華麗なる変貌には、一般の視聴者も厳しい目を向けるものなのだろう。

「かつて佐々木さんは、雑誌のインタビューの中で『自分は女優じゃないからと逃げ道を作って、本当にこの選択でよかったのかと悩むこともありました。でも、すべてを失うくらいの覚悟でいかなければダメ。軽はずみな気持ちでやるのは、先輩の役者の方々にも失礼ですから』と女優としての意気込みを語っています。こうした心境の変化は、関係者の間にも伝わったようで、本人も周囲から『仕事の向き合い方が変わったね』と言われるようになったと振り返っています」(前出)

 視聴者から見れば順調にステップアップしているようにしか映らない佐々木だが、女優業に挑む際には並々ならぬ決意と不安があったようだ。

 『黒服物語』で佐々木が演じる杏子は、No.1キャバ嬢でありながらギラギラした派手さはなく、シックな色合いの上品な衣装に身を包み、常に大人の女性といった雰囲気をかもし出している。話しをするときはトーンが低く、落ち着いた声でゆっくりと語り、ひとつひとつの所作を丁寧に行う姿からはNo.1の自信と妖艶さを感じる。今回の放送で見せた大胆な濡れ場も視聴者の多くを刺激するものだった。実力派女優へのきっかけとして、今後佐々木がセクシー路線を展開していくのか、特に男性視聴者にとっては気になるところだ。
(文=おおはし)