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まだネタ切れで消耗してるの?コンテンツSEOで記事ネタに困らないための3つの方法

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2週間ほど空けてしまいまして申し訳ありません。ネタはあるんですが、時間が取れず…(言い訳)。こんばんは、id:okachan_manこと岡崎です。関東は11月も半ばを過ぎて木々が紅葉にすっかり色づいております。

さて、今回は企業のSEO担当者にも、個人のアフィリエイターやブロガーにも共通のお悩み、「ネタ切れ」対策について取り上げたいと思います。とくに、テーマの絞られてしまう企業の担当者の場合、「自社サービスの説明」「関連用語集」「FAQ」「顧客アンケートの結果や感想」でネタ切れになってしまうことが多いのではないでしょうか。

数年前であれば、とにかくページ数を増やすのが大事だからとスタッフ持ち回りでランチのブログ記事を追加したりしてもよかったのですが、いまではそうしたメインテーマと関係のないコンテンツを増やしても評価は上がりませんし、むしろ返って評価を下げるリスクを高めてしまいますのでオススメできません。あくまでも、サイトのテーマに沿ったコンテンツを追加していくことが大事なのです。

本題の前に、なぜコンテンツを継続して更新・追加し続けることが重要なのかから説明しますね。

コンテンツの継続的拡充が重要な理由

箇条書きの後、それぞれについて補足していきます。

  1. 更新頻度を高めることでドメインの評価が増す
  2. 多様なキーワード(ロングテールキーワード)で流入の間口が広がる
  3. 自然リンクを獲得しやすくなる
  4. バズ・バイラルのチャンスが増える

1.更新頻度を高めることでドメインの評価が増す

更新頻度とSEOの関連は諸説あるようですが、私は「更新頻度は検索順位を決める一要素になっている」と考えています。半年前に更新されたきりのサイトと、毎月決まって更新されているサイトではどちらの方がユーザー視点で評価が高いでしょうか? いうまでもなく、後者ですね。

いまの検索エンジン(Google)は、「人間の目から信頼性が高い(と思われるもの)」を上位にしようとしているので、サイトの情報鮮度を保つのは有益だろうという判断です。とはいえ、適正な更新頻度は一律に定められるものでもないとも考えています。競合の更新頻度を見て、それに負けない頻度が保てればまあよいだろうと思います。

2.多様なキーワード(ロングテールキーワード)で流入の間口が広がる

コンテンツを増やし続けることで、より多様なキーワードで見込み客を集めることが可能になります。主要な検索キーワードのボリュームは、Google Adwordsのキーワードプランナーなどといったツールを使って取得できますが、現実にユーザーが検索するキーワードはどんなツールを使っても網羅できません。

サイト運営者であれば、誰しも「え、なんでこんなキーワードで流入してるの? 成約があるの??」と驚いた経験が一度ならずあるのではないでしょうか。そうしたキーワードでの流入を得るために、コンテンツを絶えず追加し続けることは有用です。

また、成約から遠いキーワードであったとしても、リマーケティングを行うことで成約数を増やすことができます。リマーケティングの有効性についてはこのブログの共同運営者である沢辺が記事を書いているので、よろしければご覧ください。


10分の作業で売上倍増も!?リリースと同時にAdwordsリマーケティングタグ設置がオススメ - 週末もSEO対策をがんばるブログ

3.自然リンクを獲得しやすくなる

継続して新しい話題を追加していくことで自然リンクを得やすくなります。自然リンクの得やすさはもちろんコンテンツの内容にもよるのですが、新しい話題をより早いタイミングで掲載するほどリンクの得やすさは増すでしょう。なぜなら、新しい話題であるほど参考にできるWeb上の情報が少ないため、後から記事を書く人間に参考にされやすいためです。

また、これは感覚値なのですが、「最古に近い800文字以上のオリジナルテキスト」は検索上位に長く留まりやすい気がしています。例えば、以下の記事は9/26に新規ドメインを取得したブログで、総記事数も15と少ないのですが、9/30に投稿した書評が未だに「鹿の王 感想」で3位になっています。

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「鹿の王(上橋菜穂子)」の感想 七転八倒の息もつかせぬストーリー - Kindleで本読んどる

「鹿の王」は9/25に発売された小説で、分厚い上下巻構成のため一定以上の文量がある紹介記事は少なかったため、「早いタイミングで十分な文量で言及した記事」はそれなりのオーソリティがあるのだろうとGoogleが判断しているのではと解釈しています。

この記事にかぎらず、話題に早めに飛びついて詳しく書いた記事では長期にわたって上位表示がされているケースは複数経験しています。

検索上位が取れることはそれ自体で価値ですが、中身が伴っていればさらに被リンクも得やすくなりますので、継続的に新しい話題に言及していくことはSEO視点でかなり有益だと言えるでしょう。

4.バズ・バイラルのチャンスが増える

バズ・バイラルを起こすための方法論は無数にありますが、100%の精度でそれを起こすことは不可能だと考えています。かなり企画を練り込み、コンテンツを作り込んでもせいぜい30%程度の確度が限界かな、と考えています。

逆に、何も考えずに作ったコンテンツがバズを生むことがあり、こちらに関しては後付の分析はできても事前予測は不可能で、偶然としか言いようがなかったりします。

そのため、バズ・バイラルを起こすためにはとにかく「打席に立つ回数を増やす」ことが重要です。普段は(1)~(3)に挙げたメリットを得るためにコンテンツ作りに邁進し、バズは臨時ボーナス程度に考えておくのがちょうどよいバランスでしょう。

しかし、完全に運を天に任せていては心もとないので、普段からタネまきのつもりでソーシャルアカウントを育てたりといった工夫は必要ですが……その辺りを語りだすと本筋から外れますのでまたの機会に。

コンテンツSEOで記事ネタに困らないための3つの方法

ここまで2600文字超。私の別ブログをご存知の方はもはや慣れっこかもしれませんが、毎度毎度前置きが長くて申し訳ございません。読者のみなさまがついてきてくださっているか心配です。

さて、いよいよ本題の「記事ネタに困らないための3つの方法」です。前段と同じく、箇条書きの後に補足を加えていきます。箇条書きの時点で「よしわかった」って方は読み飛ばし推奨です。

  1. カスタマージャーニーを描いてみる
  2. Googleアラートで最新ニュースを得る
  3. Q&Aサイトで関連する質問を探す

1.カスタマージャーニーを描いてみる

「コンテンツマーケティング」でググるとだいたいワンセットで登場するマーケティング用語です。横文字だと難しい印象を受けますが、要は「ある商品を購入するまでにユーザーが起こす行動」を時系列に沿って書いたものですね。「コンテンツSEO」もこの文脈から派生して生まれたんじゃないかな、と思うのですが、あまり関連付けて語られているところを見ないのでもしかしたら違うのかもしれません。

カスタマージャーニーの描き方については、以下のサイトで詳しく書かれていたので参考にしてみてください。


カスタマージャーニーを理解・活用する 3スライド+5サイトまとめ

カスタマージャーニーを書くメリットは、ともすればコンバージョンにばかり目が向きがちなSEO担当者の視点を一段引き上げ、顧客が購入に至るまでの流れを俯瞰して見られるようになることです。購入の一歩手前、二歩手前、三歩手前で顧客がどんな情報を求めているのか、想像の範囲を広げやすくなります。

カスタマージャーニーを描くことで、直接的な成約貢献を超えた視点を得て、新しいコンテンツのアイデアが湧いてくるようになるでしょう。(それをどう売上に結びつけるの、という点は、成約率向上・リマーケティング・会員獲得などなどあるのですが、今回は割愛)

2.Googleアラートで最新ニュースを得る

Googleアラートとは、あらかじめ指定したキーワードに合致する新しいWebコンテンツがGoogleにインデックスされるとメールでお知らせをしてくれるGoogleのサービスです。

Google アラート - ウェブ上の面白い新着コンテンツをチェック

スマートニュースやグノシーなど、最新技術を駆使したニュースキュレーションアプリがあるのにいまさらGoogleアラートかよ…と思われるかもしれませんが、コンテンツのネタ集めという観点からはそれらの新しいサービスよりもGoogleアラートの方が優れていると思っています。

理由は2つで、「ノイズを避けて必要な情報だけを得られること」と、「ニッチな話題でも拾ってきてくれること」です。

本家Google検索と同様に、アラートに載せる条件は細かく指定できますし、ニュースサイトだけではなく企業のプレスリリースや個人ブログなどもまとめて取得でき網羅性も高い。

相当ニッチすぎる業界でもなければ、Googleアラートに登録するだけでほぼ毎日記事ネタにできる情報を得られるでしょう。

3.Q&Aサイトで関連する質問を探す

「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」、「人力検索はてな」などのQ&Aサービスはコンテンツネタの宝庫です。ネタ質問やいい加減な回答だけではなく、業者による自作自演も少なくないため、必ずしも信頼できる情報源とは言いがたいですが、真剣な悩みをぶつけている方は多いです。

そうした、「自社サービスに関連する悩みや疑問」を見つけて、それらへの回答をコンテンツにするわけですね。形式としては「よくある質問」に当て込むのがしっくりくるでしょうか。実際に悩んでいる方がいらっしゃるので、担当者的にも書きやすいコンテンツになると思います。

ところで、自演質問の見破り方ですが、だいたいベストアンサーがどこかのサイトをオススメするものになっているので慣れればカンタンに判別できると思います。

以下のサイトを使うと「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」で回答数の多い質問を一度に調べられるので便利ですよ。

関連キーワード取得ツール(仮名・β版)

(画像はぱくたそ様よりお借りしました)