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最高のドライバーが勝った、とロズベルグ

Jim
2014年11月24日 « ロズベルグを失望させてしまったとウォルフ | スタートで感極まったアロンソ »
レースを終えてハミルトンを祝ったロズベルグ © Getty Images
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メルセデスのニコ・ロズベルグはルイス・ハミルトンが世界チャンピオンに値すると称え、自身がエネルギー回生システム(ERS)のトラブルで決戦のバトルから脱落したことを軽視した。

22日(土)に行われた予選ではロズベルグがポールポジションを獲得しており、そのままトップでチェカーを受け、ハミルトンが3位以下だった場合はロズベルグにタイトルが渡っていたが、実際のレースでは第1コーナーまでにハミルトンにリードを奪われ、25周目にはERS問題でスローダウンを強いられた。ハミルトンがリタイアを喫したとしても5位以上に入る必要があったロズベルグは最終的に14位までポジションを落としている。

一方、ハミルトンはレースをコントロールして優勝を果たした。これにより、ロズベルグは自身のレースがそれほど重要ではなくなったのだと話している。

「ものすごくがっかりしている。今日はチャンスがあったし、特別な機会だったのに、うまくいかなかった。結局、僕のレースはそれほど大きな意味がなかったんだと思う。だってルイスは公正にタイトルを勝ち取ったと思うから。今日の彼は優勝にふさわしかったし、チャンピオンシップに勝つに値したから、僕はトラブルについてそれほどくよくよしていない。今年の彼はとにかく僕より上手だったから、完全に見合っている。彼は本当に素晴らしいシーズンを過ごし、最高の仕事を果たした。もちろん、今年のグリッドでは彼がベストドライバーだ」

「僕たち2人で最高のバトルができたし、僕はそのためにレースをしている。ルイスと対決するためにね。もちろん緊迫感のある瞬間もあったけど、ほとんどはファンタスティックだった。この瞬間にこのチームの一員でいられることを心から誇りに思っている。こんなに素晴らしいマシンに乗れたことは特別だし、ものすごいことだ」

今回の敗北を消化するのにどのくらいの時間が必要だと思うかと問われたロズベルグは「ちょっと時間がかかるかもね。でも、来年につなげられる強力な部分もたくさんある」と答えた。

さらに、初めて挑んだタイトル決定戦の週末を終えて、イギリスから乗り込んだ応援団を含め、ファンを称えたロズベルグはこう付け加えている。

「今週末は僕にとってとてつもない経験だった。こんなこと一度も経験したことがない。皆からものすごいサポートを受けたし、世界中のファンはもちろん、当然ほとんどの人はルイスの応援だったけれどイギリスのファンでさえも、予選後に丁寧な拍手で迎えてくれたのがうれしかった。本当に最高だったし、心から感謝している」

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