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最終更新:2014年11月24日(月) 21時46分

地震の原因とされる神城断層、大きく隆起・亀裂も

 今回の地震の原因とされるのが長野県北部の「神城断層」です。地震の後に地面が盛り上がって段差ができている場所がたくさんあります。これこそが断層が動いた証拠だというのです。

 今回の地震の震源からほど近い白馬村の北城地区。いたるところで地面が大きく隆起し、長い亀裂が入っているのが上空からも確認できました。実際にこの場所を訪れると、地震によってかなりの段差ができているのがわかります。

 「これは明らかに向こうの地盤が盛り上がって、こちら側が相対的に下がってる。活断層でよくみられる例」(信州大学 赤羽貞幸副学長)

 Q.この線が断層?
 「これは南、北へ追跡すると、いわゆる神城断層、そのメインの一部」(信州大学 赤羽貞幸副学長)

 また、隣の敷地でも亀裂が入り、大きく隆起していました。

 Q.もともとの状態は?
 「もともとはそっちの地盤(の高さ)で真っ平ら」

 地震調査委員会では、今回の地震の震源あたりには「糸魚川−静岡構造線活断層系」の一部である「神城断層」が存在していて、この断層の一部が活動し地震を引き起こした可能性が高いとしています。

 24日朝も長野県小谷村では、震度4の余震が発生していますが、気象庁は、24日から3日間のうちに震度5強以上の余震が起こる確率は10パーセント、震度5弱以上の余震が起こる確率は30パーセントとしていて、今後も注意が必要です。(24日16:55)

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