英語力の基礎をつくりたい
カメ男は『英語上達完全マップ』を参考にして、学習計画を立てています。
『英語上達完全マップ』では、「瞬間英作文」や「音読」などいくつかの学習を同時に行いますが、そのうち「多読」は学習の後半に行います。「多読」とは英語の学習方法のひとつで、文字通り、ペーパーバックなどの英文をたくさん読む学習です。
その「多読」ですが、カメ男の場合は学習のはじめの段階からやってみることにしました。その理由は、早いうちから英語にたくさん触れるほうが、早く基礎が身につくのではないかと素人ながらに考えたからです。
そんななかで出会ったのが、この『英語で学べば英語はできる―“和訳で遠回りしない"英語習得の絶対ルール!』です。
実は、この本の内容は「多読」とはちょっと違うのですが、自分のイメージする「多読」の効果と似通っているので今回紹介します。
英語を英語のまま理解する
では、『英語で学べば英語はできる』は何について書かれているかというと、ひとことでいえば、「英語を英語のまま理解できる英語脳をつくる」方法です。
「本書の特徴」から一部を抜き出します。
○14段階方式による詳細なレベル分けで、やさしく無理のない学習を示しているので、確実に習得できる。
○レベルにあった必要な教材を選定してあり、教材探しに迷う必要がない。
○日本語訳に頼らず「英語を英語のまま理解」できる「英語脳」の創造を学習初期から一貫して行うことで、後の学習の伸び悩みを防ぐ。p2
著者は、英語力のレベルを10級から四段まで分けています。空手や柔道のように、自分の英語力のレベルを「級」や「段」で判断できると親しみやすいですね。
学習者は10級レベルの教材から順に、指定された学習方法で勉強していきます。10級の教材が終われば、9級へと進みます。このレベル分けは、英検やTOEICにも対応しており、著者によると2級の練習メニューを消化すれば、ほぼ間違いなく英検2級、TOEIC630点が達成できるそうです。このように、使用する教材と明確なゴールが設定されていると、学習者のやる気は自然と出てくるだろうと推測できます。
具体的な学習の方法は、以下のような感じです。
リーディングを中心においた学習を非常に重視しています。p28
リーディング教材と聞くと「読解」といったインプットのイメージしかない方もおられるかもしれないですが、外国語学習の基本トレーニング「音読」をすることで、インプットとアウトプットを兼ね備えた、「英語脳」を鍛えるトレーニングになります。p29
ほかにも、リスニングや英文筆写を組み合わせて、バランスのとれた学習にしていきます。
『英語で学べば英語はできる』は、基礎力をつけたい人におすすめ
僕は『英語上達完全マップ』で勉強しているので、著者の方法はとりませんが、体が2つあったらやってみたいなと思いました。
そのなかで、自分が取り入れたいと思ったのは以下の点です。
- 多読の教材…紹介されているOxford Bookwormsを選んでいます。
- できるだけ英語に触れる機会をつくるという考え方。副題に「”和訳で遠回りしない”英語習得の絶対ルール!」と書かれていますが、できるだけ和訳をせずに英文を理解できるような勉強法を取り入れていきたいです。
『英語で学べば英語はできる』は「多読」とは異なる学習方法でしたが、そのエッセンスは参考になりました。
この本は、とくに、日本語に依存しない英語力をじっくりと身につけたいカメみたいな人に向いていると思います^^
基礎力をつけたい方は一度読んでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
英語で学べば英語はできる―“和訳で遠回りしない"英語習得の絶対ルール!
- 作者: 西ジェームス
- 出版社/メーカー: 国際語学社
- 発売日: 2012/10/30
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英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法
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(引用はすべて:『英語で学べば英語はできる』)