最悪の結果も…ストーカー被害で警察に真剣に動いてもらう方法とは
2013年10月11日 16時00分
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当時の取材で元警視庁刑事で警察評論家の北芝健氏は「住宅街の担当になった警官・刑事はこれ幸いと楽をしたがる」と所轄署が事件化を避けるように動くと指摘。今回の鈴木さんの事件でも、三鷹署の対応には同様の思惑が見え隠れする。
ではストーカー被害に遭った場合、被害者は警察に動いてもらうためにはどうするのが最も効果的なのか。
北芝氏によれば一般市民の行える最良の対策は警視庁に直接電話をかけ続けることだという。
「警察は上から圧力に弱く、本庁の担当に連絡がいけば、所轄署も動かざるを得ない」(北芝氏)
実際に上に弱い警察の体質は田井中のケースでも見られた。
本紙の報道により成城署の怠慢が明らかになるとその対応は一変。報道が出て数日後、田井中の元には「本庁のストーカー対策室が話を聞きたいといっていますので、もう一度話していただけないでしょうか」と連絡があった。
さらに成城署は「帰宅時間を教えていただけないでしょうか。ぜひとも警護させてほしい」とこれまでとは180度違う態度を見せた。
言葉にはしなかったが、報道が出たことで上からの何らかの注意があったことは間違いない。なんとも情けないが警察がいかに上の圧力に弱いことを示した一件だった。
何より一番は警察の意識改革ではあるが、所轄の怠慢は働いても出世のできない日本警察のシステムから生じる問題であり「怠慢で問題が何百件も起きようとも、システムが変わらなければ今後も同様の事件は続くでしょう」(北芝氏)。
NPO法人など第三者への相談もよいが、逮捕など犯罪への対応はやはり警察が優れている。自分の身を守るためにもまずは本庁への連絡をすすめたい。
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