ダサピンク問題はTwitterで結構前からあれこれ盛り上がっていたけれど、あの色は正直手に取りにくいからやめてほしいとは思っている。
あの霞んだようなぼんやりした色がいかにも「フェミニンな女」をターゲットにしてるっていうのを醸し出してて、フェミニンでもお洒落でもなんでもない私みたいな人間は、あの色ってだけで自分はターゲット外なのだな、となんとなく感じるのだ。
結果、商品に興味があっても手に取りにくい。
その使われたピンクで商品が魅力的に感じられるならまだしも、何でもかんでもピンクだと、その色合いの意味も全く感じられない。
女性向けだから、この色ってだけで使われている感じだ。
そのダサピンク問題の典型的な例だと思ったのが、去年行われたセブン銀行女性向けキャッシュカードのデザイン投票だ。
この4つのデザインの中から投票数の多かったものをカードのデザインに起用しますよ、って企画。
これにTwitterでは非難の声が相次いだ。
何だこのデザインは、舐めてんのか!って。
色もだが、デザインも安直にリボンや花がらで全然やる気のないやっつけ仕事にしか思えず、ピンクの色味も相まって、壊滅的にダサいとしか感じられない。
雑誌の読モ女性たちがデザインしたということらしいが、サイトのデザイン画を見ても、落書きレベルで、それにとりあえずピンクで色つけましたってのは、正直商品にするレベルとは思えんわな…。
消去法で4つ目の黒いやつしか選べない状態で、私は仕方なく4つ目に投票した。
投票する際、選んだ理由などのコメント欄があったので、ピンク一辺倒ではなくもっとカラー展開を増やしてほしいことなどを、結構辛辣に書いて送信した。
結果は、やはり黒いカードがデザイン起用された。
男女、年齢問わずにみんなが持てるデザインのキャッシュカードの誕生です!
Girl's Card Project | セブン銀行
女性向けを過剰に押し出したために、結果どれもダサくなって、性別問わないような黒色が多く投票数を獲得したのって、完全に企画倒れだよね…。
ピンクを使うにしたって、もうちょっと色の使い方とかデザイン練ってくれなきゃ…とりあえずピンクで可愛い物入れとけばなんでもいいんでしょ?みたいな姿勢が、このデザインから透けて見えちゃってたのではないかな。
私はピンクそのものは好きでも嫌いでもないけど、蛍光色とかショッキングピンクみたいなピンクが好きなので、身につけたり小物としてならそういう強い色味の物が好ましい。
蛍光色は見ていてなんとなく元気が出るからね。
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