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 小笠原諸島・嫁島沖の領海内で、中国のサンゴ漁船の船長(44)が逮捕された事件で、第3管区海上保安本部は24日、漁船を海保の基地がある横浜港に移送した。

 海保によると、船長は21日午前1時ごろ、嫁島の南西約15キロの領海内で網を入れて操業したとして、外国人漁業規制法違反(領海内操業)の疑いで現行犯逮捕された。漁船内には、サンゴ漁用とみられる青い網が積まれていた。海保は、密漁の実態の解明を進めるため、乗組員10人からも事情を聴く。(大森浩司)