中国の金利引き下げ、韓国の証券市場には好材料だが…

中国の金利引き下げ、韓国の証券市場には好材料だが…

2014年11月24日09時06分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  日本と欧州に続き中国まで金融緩和に合流したというニュースは、活力を失った韓国株式市場には恵みの雨だ。多くの証券専門家は中国人民銀行の金利引き下げ決定が韓国の証券市場に肯定的影響を与えると考える。

  ハナ大投証券のイ・ジェマン研究委員は、「人民銀行が2012年6~7月に金利を引き下げてから中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が3カ月連続上昇した前例がある。今回の金利引き下げによる中国の景気改善でKOSPI指数は大型株と中国輸出株を中心に上昇を続けるだろう」と予想する。IBK投資証券のソ・ドンピル研究員も、「今回の金利引き下げで中国政府は景気を浮揚するという強い意志を示した。韓国の証券市場には好材料だ」と話す。

  だが、通貨政策は治療剤ではなく麻酔剤だ。景気が悪くなる速度を遅くして経済主体が気力を探せるよう時間を稼ぐ役割をするだけだ。中央銀行である日本銀行と欧州中央銀行が金融緩和を進め、中国人民銀行が金利を電撃的に引き下げたのもデフレの恐怖が目の前に近づいてからだった。慎重論が出てくる背景だ。KDB大宇証券のキム・ハクキュン研究委員は、「短期的に鉄鋼・化学株に肯定的な影響がありうる。しかし中国が金利を低くしたというのは景気回復のシグナルではないのでKOSPIが長期的に上昇を続けるのは難しい」と説明した。

  中国人民銀行が金利を引き下げ、「韓国も基準金利を追加で引き下げるべき」との主張が力を増すことになった。したがって基準金利を決める韓国銀行の悩みも一層深まった。個人負債という障害物のためだ。韓国銀行は25日に家計信用報告書を発表する。第3四半期の個人負債統計が入れられる。第2四半期の1040兆ウォン突破に続き過去最高記録の更新が予想される。

  韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が21日に「厳しい景気を考慮して金利を引き下げたが、個人負債動向を懸念しないわけにはいかない状況。個人負債と企業負債を先制的に管理する構造改革を通じて体質を改善しなければならない」と注文した理由だ。

  
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