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韓国軍 竹島で上陸阻止目的の訓練11月24日 17時00分
韓国軍は24日、島根県の竹島に何者かが上陸するのを阻止する目的だとする訓練を艦艇や戦闘機を参加させて行いました。
この訓練は、韓国軍が、竹島に外部から何者かが上陸するのを阻止する目的だとして年に2回行っているものです。
韓国の国防省によりますと、24日は、海軍の護衛艦やF15戦闘機、それにP3C哨戒機などが参加して、朝から訓練が行われました。
また、海兵隊員がヘリコプターから島に上陸する訓練も行われる予定でしたが、悪天候を理由に、実施は見送られました。
日本政府は外交ルートを通じて訓練に抗議するとともに、今後、こうした訓練を行わないよう申し入れることにしています。
日本政府は、過去にもこの訓練について抗議をしていますが、韓国国防省の副報道官は24日の記者会見で「固有の領土である島を外部勢力から守るための主権の範囲の訓練だ」と述べて、正当なものだと主張しました。
韓国軍は去年10月に「民間人が島に上陸した」という想定で、同様の軍事訓練を実施し、海軍の特殊部隊による竹島への上陸訓練も行ったほか、6月には、日本政府が訓練の中止を求めるなかで、竹島沖の日本の領海を含む海域で射撃訓練を行っています。