サムスン電子を率いるのは-サムスン・グループの幹部人事
11月24日(ブルームバーグ):韓国最大の財閥、サムスン・グループは来月、年次の幹部人事を発表する。グループトップの李健煕会長が心臓発作で5月に入院してから初となる今回の異動では、利益低迷とシェア縮小に見舞われている世界最大のスマートフォン(スマホ)事業の人事に重点が置かれることになりそうだ。
李会長の後継と目される長男の李在鎔氏にとっては初の幹部人事になる。李一族はグループの成長回復と新世代への引き継ぎを図っている。今回の人事で注目されるのは、米アップルや中国の小米との競争で業績が悪化しているサムスン電子だ。同社は現在、申宗均氏が率いている。
野村ホールディングスのアナリスト、CW・チャン氏(ソウル在勤)は「モバイル部門で大規模な入れ替えがあるかもしれない」と指摘。「サムスンは非常にパフォーマンス志向が強い会社であり、モバイル事業で間違いを犯した幹部は代償を支払う必要があるだろう」と話した。
同社株価は2013年のに年間で9.9%下げた。14年も2年連続での下落に向かっている。サムスン・グループは24日、幹部人事の詳細についてコメントを控えた。
原題:Samsung Mobile Executives Set to Pay for Profit Slump in Revamp(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ソウル Jungah Lee jlee1361@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Michael Tighe mtighe4@bloomberg.net Robert Fenner
更新日時: 2014/11/24 12:24 JSTニュース一覧
	
   
	
   
	
   
	
   
	
   
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