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日本経済を回す気がない

最近なぜだか消費に興味がわかなくなった・・・

日々の生活においても消費しない。出費の90%はAmazon、Apple、GoogleのIT3大外資に貢いでる。それ以外は食費、家賃、移動代と経費ぐらいだ。

学生のころは、「将来はピエール・ポーランのイスとか買って、生コンクリートの部屋に住むぞ!!」とか思っていたが、いざ買えるようになったら別に欲しくなくなっていた。

そもそも新品に興味ない。持ち家に興味ない。自動車にも興味ない。旅行もしない。ブランドにもそこまで興味ない。

こういうと「よい品を知らないからだ」と言われるけれども、自分だってiPhoneバブルのピークでは100万円ぐらいのレンズ買ったり、アフリカ旅行したり、数万円の食事やワインとか飲み食いしてみたこともあった・・・で最終的にそこまで意味がないことを悟った。なんというか量的な満足感という意味では、高額製品ほどコストパフォーマンスが悪いのだ。

そもそも冷静に考えてしまえば、世の中の消費の大半は、本来まったく必要ない。

朝食は365日リンゴと豆乳のまとめ買いだし、車買うより毎日タクシーがコスパいいし、マンガ買うよりマンガ喫茶が便利だ。新刊は無視して完結作を古本屋で買う。名作はマニアが布教用をもってるから借りれる。スタバより高級茶葉を自分でいれるほうが安い。生命保険は出産のタイミング以外は合理的でない。オフィスも連合でシェアオフィスを開設し、設備機材や本、ゲームまで全部シェアしたら思いっきり経費圧縮できた。不動産は、ちょっとだけ欲しいけど関東大震災とオリンピックが終わってからでいいかなぁ・・・と。

「そんな人生なにが面白いの?」という声も聞こえるけど、1日1冊本を読むだけで十分に面白い。

そもそも文章書いて、絵描いて、楽器轢いて、プログラム書いて、写真とってれば、自尊心だろうがエンドルフィンやアドレナリンなどの脳内麻薬の大半だろうが、ほぼゼロコストで自給自足できるのだ。逆にお金を使わないと脳内麻薬が生成できない・・・というほうが問題だと思う。唯一のお金のかかる趣味だった読書(月10万ぐらい買ってた)も、最近は電子書籍やインターネッツのおかげで大分圧縮された。もはやお金で買える欲しいものは、健康と時間と労働力ぐらいしかない。

たぶん、自分みたいな人は徐々に増えていて、日本経済はお金の行き場を失って失速するのだろうなぁ、と思う。