国内フリーエージェント(FA)を宣言し、ポスティングシステムでの米メジャー挑戦も視野に入れるオリックス・金子千尋投手(31)に対し、球団が条件を再提示していたことが23日、分かった。
瀬戸山隆三球団本部長(61)は21日に金子の代理人と大阪府内で交渉していたことを明かした。その席上、FA宣言前に用意していた3年総額12億円に上乗せし、4年同16億円の大型契約を再提示したとみられる。ポスティングについては「一切(話は)出なかった」と説明した。
「(交渉では)このチームで優勝したい気持ちは強いと感じられた。オリックス愛はすごく強いと思っている」と同本部長。ポスティングについては認めない方針だが、金子側からの希望は球団に届いていない。すべての条件が出そろったとき、金子はどんな決断を下すのか。
(紙面から)