日本発のプログラム言語Rubyは、Webアプリケーションの領域では広く採用されている。これは、Rubyによるソフト開発が効率的で見通しがよく、変化のスピードが早いインターネットサービスの提供に向いていることによる。 組込みソフトの開発においても、開発のスピードが求められる場面があり、Rubyによる開発を実現した。 mruby(軽量Ruby)によるソフト開発のポイントを紹介し、その技術解説、および、事例紹介を行う。
[講師]田中 和明 氏 九州工業大学情報工学部准教授
[プロフィール] 九州工業大学大学院情報工学研究院 准教授。2010年度、経済産業省 地域イノベーション創出研究開発事業に「軽量Rubyを用いた組込みプラットフォームの研究・開発」事業に参加し、Rubyを組込みシステムへ適用する研究開発に従事した。その成果は,オープンソースmrubyとして公開されている。現在も、mrubyに関わる開発を継続している。NPO法人軽量Rubyフォーラム 理事。Rubyアソシエーション 理事。