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 東日本から九州まで被害が想定される南海トラフ地震で大きな津波が予想される沿岸部で、11都県の55市町村が計約24万戸の仮設住宅が必要と想定しながら、供給できるのは約10万戸と4割にとどまることが分かった。用地不足のためで、計画を見直す自治体もある。

 国の南海トラフ地震の被害想定では最悪の場合、35都府県で全壊約240万棟、死者約32万人になる。国は仮設住宅の必要数の想定や用地確保を自治体に求めている。

 地震発生から30分以内に津波で30センチ以上浸水するとされた14都県139市町村に、必要戸数と供給できる戸数を取材した。

 ともに算出していたのは55市町村で、必要数は、賃貸住宅などをあてる借り上げ仮設も含めて24万4557戸。供給できるのは建設仮設7万3454戸、借り上げ仮設2万6373戸などの計10万4318戸だった。