いまや完全に中国びいきのマレーシア
今週は、先週に引き続いて、北京APEC(アジア太平洋経済協力会議)における習近平外交についてお伝えする。
11月10日の日本のニュースは、安倍・習近平の「仏頂面会談」に集中したが、APEC首脳会議の開幕を夕刻に控えたこの日も、習近平主席は午前中から5人の首脳との会談を、人民大会堂でせわしくこなした。同席したのは、前日までと同じ王滬寧・党中央政策研究室主任、栗戦書・党中央弁公庁主任、楊潔篪・外交担当国務委員(前外相)の3人組である(安倍首相との会談のみ王と栗が欠席)。
トップバッターは、ASEAN(東南アジア諸国連合)の親中国・マレーシアのナジブ首相である。マレーシアは、前世紀のマハティール時代は「ルックイースト政策」で日本を頼っていたが、いまや完全に中国びいきだ。
習近平: 「今年は両国の国交40周年にあたり、全面的な戦略的パートナーシップの不断の発展を推進させたい。チンジョウとクアンタンの産業区は、両国の提携の象徴となるものであり、かつ中国とASEANの提携の模範となるものだ。マレーシアは2015年のASEAN議長国だが、中国は全面的にバックアップしていく。わが国が提唱するシルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードの建設を、共に進めていこうではないか」
ナジブ首相: 「マレーシアは、中国とのさらなる貿易と投資の拡大を望んでいる。昨日の習近平主席の演説は、素晴らしかった。アジアインフラ投資銀行が早く起動し、中国がASEANにおいて信頼のおけるパートナーとなることを希望する」
- 「新たな大国関係」と「アジアの安全観」---北京APECと米中首脳会談で深まった習金平主席の自信 (2014.11.24)
- 中国を中心としたアジアを再構築する---習近平主席がAPEC前半で見せた気骨と気迫 (2014.11.17)
- 安倍政権の命運と尖閣はどちらが重い!? 日中首脳会談実現のために日本が犯した、取り返しのつかない"オウンゴール" (2014.11.10)
- 日本人拉致被害者奪還の最も有効な早道は「ロ朝の離反」である! (2014.11.03)
- 北京APECで日中首脳会談が開催される可能性は低いと見る5つの理由 (2014.10.27)
-
高橋洋一「ニュースの深層」衆院解散「大義なし」批判は財務省からのアメを失った増税派の遠吠えにすぎない! (2014.11.24)
-
スポーツ[NBA] 杉浦大介「怪物が帰還したキャブズ、連覇目指すスパーズ」 (2014.11.24)
-
北京のランダム・ウォーカー 「新たな大国関係」と「アジアの安全観」---北京APECと米中首脳会談で深まった習金平主席の自信 (2014.11.24)
-
山田まさる「超PR思考ノート」十把一絡げ(じっぱひとからげ)ではない、農作物の選び方について (2014.11.24)
-
World Biz News子供の頃の「柔らかアタマ」は取り戻せる! (2014.11.24)