ちょっと興奮しています。提案してみた身ですが、こうやって自分の作ったWebサービスについて、実際にプロからのコメントを頂ける事になるなんて。下にも書いてますが、本当にすごい事ですコレ。
はてなブログの言及アイコンが点灯してるのを見たときは、手に持ってた3DSを落としそうになりましたよ!(あ、ポケモン買いました。赤いやつです。初ポケモンなんで誰か教えて下さい)
あらすじ
ノリと勢いでWebサービスを作った中の人。だがしかしアクセス数が分かりやすく右肩下がり。
そんな中、本ブログにハテブを付けて下さった方でSEOでご飯を食べてる方を発見し、泣きついてみた所協力に快諾頂いた というあらすじです。
作ったもの
協力頂いたプロのブログ
頂いた提案(vol.1ってことは、まだまだもらえる!?)
頂いた提案に言及するその前に
冒頭で、興奮していると言いました。社会人の方ならわかるかと思いますが、コレってかなりすごい事です。
すごいこと1:なんと具体的な内容が公開されている
提案内容を公開して頂けてる。こういった提案が実際仕事で行われる時、プレゼン時のパワポの隅には「strictly confidential」って普通は入るんですよ。一般企業では、クライアントの情報、社内の情報が漏れないように、仕事の資料やノートPCを持っている場合はお酒飲んだだけで処分なんていうのも当たり前になってきています。
そんな中、敢えて公開して頂けてる。SEOの施策紹介って漠然としたモヤモヤしたものが多いなか、具体例を持って改善点が公開されるってかなり貴重です。
言ってしまえば手の内晒しですからね・・・。本当にありがとうございます。
すごいこと2:普通なら、3桁万円はかかるよ?
これでご飯食べてる方です。フリーランスとしてやっていくにしても、都内に事務所があればそれだけで固定費が数十万円かかり、クライアントからの報酬から年金払って法人税払ってと考えると、それくらい貰う必要があるかと思っています。片手間としてお願いしているので、3桁万円は言い過ぎかもしれませんが、遠くはないと思っています。
すごいこと3:こんな素人個人を相手にしてもらえてる
もしあなたの会社に、僕みたいなのがノコノコきて、相手にするか考えてみてください。奇跡ですよ、コレ。
実際に頂いた提案
ユーザーが求める情報に行き着きやすいページへ
1.サイトの作りを少々変える
先ず「Love Points」のサイトの作りですが、カテゴリとタグの部分を作り変えることが望ましいと考えます。
どちらかというとタグで主流となるキーワードを主カテゴリにする(その他多義なものは副カテゴリやそれこそタグにする)、現在のカテゴリの部分はメニューを「条件検索」とする作りの方が望ましいでしょう。
SEOというキーワードで、どれだけ固定観念に縛られていたかを痛感しました。
小細工よりコンテンツの質を意識しろという言葉はよく聞きますが、こういうことなんですね。
hタグの使い方が悪いとか、metaタグにこういう情報を入れたほうがいいとか、HTMLの話から入ると思っていたのでびっくりしました。
人の動線が綺麗に作れているページは、検索エンジン(とういうかクローラー)も動線を正しく解釈してくれる。デザインの改善に目が行きがちだったので、はっとさせられました。
2.検索(キーワード)を意識した投稿
次は投稿画面の変更です。
投稿画面で「カテゴリ」「タグ」を指定出来ますが、「カテゴリ」はそのまま(表記は「条件」などに変えるとしても)、「タグ」については主カテゴリとなるキーワードだけでも投稿時に表示させるようにすることが望ましいと考えます。
〜中略〜
それはユーザーにキーワードを意識させることで投稿内容に影響を与える、最適化が行われることにも繋がってくるからです。
〜中略〜
即ち、そのキーワードで検索されたときに適切な情報が書かれたコンテンツだと検索エンジンが判断してくれることにも繋がる、結果的に検索からの流入が増えるのです。
こういった投稿型のサービスだと、コンテンツの内容はユーザー任せになってしまいます。
そこに、味付け程度の最適化をどう加えていくか。正直発想としてなかったです。
@nakazye ガッツリとコンサルするわけじゃないので、晒せる範囲でのティーチングですけどね(笑)それにSEOってそんなにすぐに結果が出るわけじゃないので、正直に言いますと期待外れになることもあります。でも理には適っている、奇を衒うような方法でなく全うなSEOの手法で行きます。
— 敷田憲司 (@kshikida) 2014, 11月 18
奇をてらう方法ではなく真っ当なSEO手法。すなわちコンテンツの質を高め、かつ検索した人がどうやって目的のコンテンツにたどり着けるようにするか。
僕には全くなかった発想だったので(かつ、一般の方に意見を聞いた所、圧倒的に「デザインしょぼい」が多かったので)目からウロコでした。
第二弾!?
として予告頂いてます。こちらも、プロは実際にどのように使うのか、気になる人は多いのではないでしょうか。
ウェブマスターツールやAnalyticsについて、「こういう機能が便利」という紹介記事は多いものの「で、実際にどう活用すればええねん!」と思う情報が巷に溢れてると思っています。
具体的な数字や、実際のサイトで表示される値を元に読み取れること、改善策など、かなり貴重な資料になるのではと思っています。
最後に
こうやってブログをやるメリットとして、人とのつながりがあると思っています。
このブログがきっかけで、こういった本職の方のアドバイスも頂けていれば、Pythonista(Python好きな人のこと)と繋がれたり、「僕はどちらかというとデザインよりな人間で、これから技術を学ぼうと思い参考にさせて頂いてます」といったコメントを、それはおしゃれなポートフォリオページ持っている方からコメントいただいたりと、いろいろな繋がりが出てきました。
何かモノを作る。それはデザインでも音楽でもシステムでも、こうやってモノ以外の発信の場を持つことは大事で、(僕の作ったような)稚拙なものであっても、発信し続ければそこから縁が広がっていくんだなと痛感しました。
何が言いたいかといいますと、(ここまで読んで下さった方がどれだけいるかわかりませんが・・・)読者の方も、何か作ってみてはいかがでしょうか?そして、それを発信してみてはいかがでしょうか。
その際は、ぜひ僕とも仲良くして頂けたらと思っています。
謝辞
こんな突拍子もない企画を受けて下さった検索サポーターのアンテナ様、本当に有難うございました。
こちらの記事が、僕同様にWebサービスを作ってみたものの、どのように改善をかけていけばわからないと思っている人の参考になればと願ってます。(最近Webサービスを作った方とTwitterで交流したりしていますが、アクセスをどう増やしたらいいか同様に悩まれている方は本当に多いです)
ありがとうございました!次回の記事も期待して正座しつつ待ってます!